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歴史的な崩壊の兆し

当初の予定を若干遅らせて開始したEU/ECB/IMFとの電話会議を終えた後に、「我々は合意に近づいた。」とギリシャ政府がコメントした事を受け、取引開始直後に250ドルも下がっていたダウ平均株価が急上昇し、前日比マイナス100ドル程度の水準で取引を終えました。 しかし、イタリア国債の格付け引き下げをスタンダード&プアーズが日本時間の本日午前中に発表すると、日経平均だけでなく時間外に取引される各地の先物株式(ダウ、FTSE等)の価格が急落したのです。 加えて、中国銀行がソシエテ・ジェネラル等の一部の欧州系銀行との為替スワップ取引の停止を発表した事で、欧州市場では金融関連株も軒並み下落しているようです。(その後、Bargain Hunters 達が下落した株式を大量に購入した為、平均株価が急回復していると Telegraph は報道しています。イヤハヤ目まぐるしく変化します。)

皮肉な事に、ソシエテ・ジェネラルの超悲観派アナリストである Albert Edwards は、今後の株式市場が大きく崩れるだろうと警告しているのです。

S&P MACD
Moving Average Convergence-Divergence
Stock Market Killer Wave
Stock Market Killer Wave

いろいろと調べてみると、株式/金融市場以外でも世界全体を巻き込むような大災害の兆候が報告されていたのです。



Farmers flee as world's deadliest volcano rumbles
世界最悪の火山が轟き、農民達は避難する


インドネシア、タンボラ山-活火山の斜面から避難せよという日常的な命令をインドネシアの度胸ある農民達は無視しているが、歴史上で世界最悪のタンボラ山が今月に入ってから不吉に鳴動した時に麓で暮らす者達には選択肢が無かった。

ハサヌディン・サヌシのような村民は、彼等が我家と呼ぶ山が如何に記録上最大の噴火をかつて起こしたかという事を若い頃から聞かされていた。-彼等の地域以外では殆ど忘れられた1815年の事象-9万人の命を奪い、地球の反対側の空を暗くした。

そう、タンボラ山が定常的な地震で揺れ始めた時、この45歳の農民は専門家達の説明を聞くまで待っていられなかった。 彼は、妻と四人の小さな子供達を掴まえ、所持品をまとめて揺れる斜面を急いで下った。

安全だと保証されたにも関わらす数日間は山麓の村々へ戻る事を拒否した他の数百人に加わり、「そいつはホラー小説のように大きくなっていたんだ」とハサヌディンは語った。

「噴火口の中にはドラゴンが眠っていると俺達は思った。もしも俺達がヤツを怒らせたら-言うなれば自然を蔑(ないがし)ろにすると-ヤツは炎を吐き出しながら目を覚まし、全ての人類を死滅させるのさ。」

1815年4月のタンボラの噴火は広さ11キロメートル(7マイル)深さ1キロメートル(半マイル)の噴火口を残し、4億トンと推定される硫酸ガスを大気中に噴出し、米国と欧州における”夏の無い年”を生み出した。

それは、もっと良く知られているインドネシアのクラカトアの1983年の-歴史上2番目にひどかった-爆発より10倍も強力だった。 しかし、その当時に大洋を越えてニュースを広める唯一の方法は速度の遅い船だけであったため、それ(タンボラ)は(クラカトアと)同じような国際的知名度を持っていない、とタンボラ研究者のインデョ・プラトモは語った。

対照的に、クラカトアの噴火は電信が普及し始めた頃に発生したので、最初の真にグローバルなニュース・イベントとなったのだ。

ハサヌディンや他の人々がタンボラの噴火口から10キロメートル(6マイル)以内にある村へ戻りたがらないのは、単純で尤もな感覚だと思える。 しかし、それは2億4千万人の広大な-世界の他のどの国よりも火山の多い-国においては一般的な慣習に反するものである。

高くそびえる熱い灰の柱を吹き上げるメラピ、ケルートや他の有名で活動的な火山においてさえ、兵士達から銃を突きつけられてトラックに乗せられる時を除き、農民たちは肥沃な斜面にしがみついているのだ。 家畜や作物の状態を確認する為、安全になる前でも彼等は戻るのだ。

タンボラは違う

山の歴史がある為この地の人々は神経質となっており、彼等の足元で地球がこれ程激しく動くのを感じた事が無い。 1960年代に幾度かの小規模な蒸気爆発を起こした事を除き、この山は過去200年の間殆ど沈黙していた。

5回以下/月から200回以上/月へ急上昇した火山性地震と共に、4月に初めて活動が観測された、と政府の火山学センターのゲデ・スアンティカは語った。

「それは又、時として1400メートル(4600フィート)もの高さまで灰と煙を空気中に吹き出し始めた。」と彼は語った。「それは、これまでに私が一度も見た事の無いものです。」

当局は2週間前に警戒状態を上から2番目のレベルに引き上げたが、噴火口から3キロメートル(2マイル)内の村人達のみが避難を必要とすると述べていた。

それは危険地帯の外側で暮らす何百人もの男女や子供達が、衣服/宝石や重要書類などを梱包してスンバワ島の何処かの親類・知人の家へ向かう事を制止しなかった。

「作物を収穫し、子供達を学校へ戻すために帰郷するよう彼等を促したのですが、我々は苦労しているのです。」と、2700メートル(8900フィート)の山の麓にあるペカットの部落長であるシャイフラーは語った。

「新たな警告は1815年の恐怖を呼び起こすのです。」

殆どの人々は月曜までに彼等の自宅へポツポツと戻った。

-木の年輪のように読み取る事のできる-グリーンランドの氷のサンプルが、1816年に遡る層で驚異的な濃度の硫黄を示した1980年代より前に、タンボラの全世界への影響について知っていたのは極僅かな人々であったと、”人類史の中の火山:はるか遠くにまで及ぶ大きな噴火”の共同執筆者であり地質学者でもあるジェレ・ドゥ・ボイアーは語った。

ガスが水蒸気と結合し、大気中に何年間も残って地球を周回し、太陽放射線の一部を宇宙へ反射する酸性の微細な液滴を形成した。

気温は世界中で急激に低下し、作物の不作を引き起こして大規模な飢饉へとつながった。

米国北東沿岸部の農民達は7月中にもしばしば降雪を知らせた。

フランスでは、ぶどう農園が間引きされた。 ワイン取引会社 Tastet-Lawton のダニエル・ロートンは、1816年が”忌まわしい年”であり栽培されたのは果樹園の1/4のみであった事を彼の会社のファイルに記した。

氷床コアによる調査の後、直ちに科学者達は本格的なタンボラの研究を始めた。

2004年、アイスランドの火山学者ハラルデュア・シグルドソンと米国/インドネシアの研究チームは、高速で移動する火砕流により粉砕された村の残骸をタンボラの側面にある小渓谷の中で発見した。

それをシグルドソンは”東洋のポンペイ”として報道し、その時から考古学者達が発掘の規模を毎年拡大してきたと地元の研究者であるマデ・ゲリアが述べた。

そのように巨大な圧力を再び形成するのは少なくとも200年以上を要する-1815の再現を誰も期待してはいないと、コネチカット州のウェスリアン大学で教えているボイアーは語った。

しかしそれは、新たに出現した山の活動に直面する人々にとって僅かな慰めでしかない。

ハサヌディンと同様に、10代のマリク・マフムードは逸話を聞いたことがある。

「何万もの人々、動物そして田圃が消滅した。」と、火山灰のベールが何年間も太陽を遮断した事を付け加えながら、この15歳の人間が語ってくれた。

「ここには生命が無くなった。」と、噴火口から15キロメートル(9マイル)にあるドロペティ村から彼は静かに語った。「僕は両親からそれを教えてもらったんだ。」



例年と異なる速度/進路の台風が連続的に日本各地へ被害を与えていますが、その原因として偏西風/ジェット気流の変化を指摘する声もあるようです。

アイスランドのカトラ山と同様に、噴火した場合の災害規模が甚大であると予想されるタンボラ山についても最近の状況を整理してきました(記事1記事2記事3記事4)が、地球に生じつつある天体規模での異変がジェット気流の変化等を引き起こしているのだとすれば、地震や火山噴火等にも警戒しておくべきなのでしょうね。

次回に続く・・・




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ギリシャの治療は困難

本日は、爽やかな秋晴れの下、本宅のメインテナンスを行っているのです。 作業の合間にギリシャの情勢を少し整理してみるのです。



先週後半にポーランドで欧州財務相会議が開かれたものの、欧州の債務危機に対して大きな進展は見られなかったようです。 ゲストとして招かれたガイトナー米財務長官の言動も、「空振り三振で引き上げた」というように否定的に報じられていますね。

この会議の後、ギリシャ首相のパパンドレウは米国へ趣き、米国政府/IMF関係者(@ワシントンDC)や国連関係者(@NY)と協議する予定だったのですが、同国財務相のベニゼロスと相談した結果、米国訪問を急遽キャンセルしてギリシャに滞在することとなったのです。

このキャンセルに関しても、近々に容易ならぬ事態が生じるのではないかと様々な憶測が飛び交い始めているようです。 今週20日には、過去に発行した国債の利払いとして7億6千9百万ユーロを用立てなければならないのですが、現在のギリシャ政府の現金保有額では対応できずにデフォルト(債務不履行)するのではないかと見る向きもあります(Zero Hedge)。

ギリシャでの焼身
銀行の前で自らに火を放つギリシャ人男性
先週には、住宅ローンの支払い猶予を断られた男性が、銀行の前で自らに火を放つという映像が世界中に配信されました。 ギリシャ国内で進められている緊縮財政策は既に国民の生活を苦しめているのですが、「まだまだ不十分なので、もっと厳しく政府支出を切り詰めなさい。もっと税金徴収しなさい。」という事を、資金融資の条件としてEU/ECB/IMFが要求しているのです。 しかし、これ以上の厳しい措置にギリシャ国民は耐えられそうも無く、連日のように各地で暴動が起きているのですよ。

 

一方、タミフルの製造で有名なスイスの製薬会社ロシェは、同社の医薬品のギリシャへの供給を停止すると発表しましたが、これは、ギリシャ国内の病院の支払いが何年も滞っている事に対応した措置なのです。 「もはやビジネスを継続できない」という同社の弁は、経済原理に基づく行動が倫理や慈悲という概念を許容しない冷酷なものである事を表わしているのですね。 同社によると、同じように医薬品の代金支払いが滞っているスペインやポルトガルの病院に対しても、製品の出荷を停止する可能性があるという事です。ギリシャ病院
医療サービスも厳しくなってきたのです



欧州の指導者達が続けてきた Pretend & Extend という対応も限界に近づき、ギリシャの破綻が近づいているのでしょうか?。 国民が動揺するかもしれぬ事態に備えるべく、パパンドレウは米国訪問をキャンセルしたのかもしれませんが、同国の民衆から厳しく糾弾されて満身創痍になったとしても、同国内では充分な治療を受けられないかもしれないのです。



本宅のメインテナンスを終え、隣家と接する程に住宅が密集した都市部の別宅に戻りました。 幅員の狭い道路には自動車だけでなく自転車や歩行者たちも犇(ひし)めいており、上を見上げても狭い空しか見えないのです。

次回に続く・・・



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控訴審口頭弁論

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避難準備も始まるのです

(追記:15日13:55)

いろいろな人々のコメントや軽率なメディアによる噂で市場が上下に揺れ動く状況が続いていますね。 まぁ、いつものように口先だけの虚勢なのでしょうが、経済の基本的な状況(ファンダメンタルズ)を改善する事はできないと思うのです。

これから起きるかもしれない災害を警戒する人々は、堅実に準備しているようです。



Five Indonesian Volcanoes to Keep Eye On
注視すべき5つのインドネシアの火山


平常活動よりも警戒レベルの高い21の火山が存在する
Indonesia Volcano

VIVAnews - 環太平洋火山帯に位置するインドネシアには、約130の活火山がある。 今、それらの幾つかでは地震活動さえ起きている。

国家防災庁(BNPB)は、平常活動よりも警戒レベルの高い21の火山が存在するというデータを持っている。「警戒状態(レベルIII)の5つの火山は、タンボラ山、アナク・ラナカー山、パパンダヤン山、カランゲタン山、そしてロコン山です。」と、BNPBデータセンター長のストポ・ヌグロホが火曜日に語った。

2011年9月8日、タンボラ山とアナク・ラナカー山(の警戒レベル)は殆ど同時に引き上げられたと、彼は説明してくれた。

警戒状態にあるそれらに加え、インドネシア内の16の火山、ソプタン、イブー、レウォトビ・ペレンプアン、マラピ、ブロモ、ディエン、ガムコノラ、メラピ、シナブン、タラン、ケリンチ、クラカタウセメルゥ、サンゲアンガピ、ガマラマ、そしてドゥクノの状態はレベルIIである。

インドネシアで火山の監視を続けている地質火山/防災センター(PVMBG)は、警戒レベルの高い5つの火山の活動が増加している事から、人々に警戒を続けるよう推奨した。 「これらの場所で住民及び旅行者が如何なる活動を行う事も認められません。」と、ストポは続けた。

タンボラ山については、パパンダヤン・クレーターから2キロメーターが災害多発地帯として設定された。 ロコン山については、トンパルアン・クレーターから3キロメーターが無人地帯として設定された。 その間にも、カランゲタン山に関して、海抜500メートル以上の頂上へのハイキングが禁止された。

「西部の小さな村(カリ・ベハ・バラット)と南部のコピ村(カリ・カヘタン)の住民は、熱い雲と溶岩流に更に警戒すべきです。」と、ストポは語った。

警戒状態の引き上げと市民への広報の為、彼のグループは地域防災局(BPBD)との連携を継続すると彼は付け加えた。 「火山噴火がもたらす最悪の可能性への備えは進められています。避難経路は準備されています。」

Indonesia Volcano Map
インドネシアの主要な火山(米国地質学研究所)



Canary Islands Government Puzzled By El Hierro Earthquake Swarm
カナリア諸島政府はエル・イエロの群発地震に戸惑っている


カナリア諸島政府は、群発地震の原因を判別する為に、最も小さい島であるエル・イエロの詳細な地質調査を開始したと述べた。

前例のない地震活動は7月19日に始まった。 2011年9月14日までに6000回を越える地震が記録されている。 水曜日(9月14日)だけでも2ダース以上の揺れが記録された。

揺れの大半はエル・ゴルフォの278.5平方キロの島の北西で記録されており、この場所では約5万年前に高さ100メートルの津波を生み出した大規模な地滑りが起きている。 地面の揺れはマグニチュード1から3の範囲であると国立地質学研究所(IGN)が報告した。

しかし、8月の後半に比べて9月の最初の2週間で記録された揺れの数が大幅に減少した事を、カナリア諸島火山研究所及び Actualidad Volcánica de Canarias(AVACAN:カナリア諸島火山の現況)の両者が報告している。

国立地質学研究所は、フロンテラの町における揺れの震源に関して地質学的調査を開始したと水曜日に表明した。 地元当局者は、地震の元は火山活動かもしれないが、更なる検討が必要である事を認めた。

イエロの評議会は、人口の少ない島(10600人)の住民への差し迫った脅威はないと表明したものの、火山噴火のリスクが高まるような事象が生じた場合の島民の避難については否定しなかった。

「地震活動の大幅な増加」と表わされる状況を受け、火山のリスクに対する市民保護及び緊急対応の特別計画に盛り込まれている運営委員会と火山監視の会議を7月22日に初めて召集するよう、この群発地震はカナリア諸島政府を促した。

それ以降、低いマグニチュードの地震活動について議論する為、委員会は何度も会議を開いた。 地震の元を特定すべく、監視活動のレベルを引き上げたと同委員会は月曜日に報告している。

エルイ・イエロにおける前例の無い地震活動が、将来的な地震又は火山活動の増加の前触れであるか否かは不明なままである。 しかし、記録された地震の最近の急増と火山の膨張は、エルイ・イエロの地下でマグマが上昇している事を示しているのかもしれない。

グローバル火山活動プログラムによると、イエロの楯状火山は、重力による崩壊の結果として形成された北西に面する断崖によって削り取られており、それは東側から見ることができる。 両側が切り立った高さ1500mの急斜面は12kmの幅を持つエル・ゴルフォ湾に接した溶岩質の低層部の上にそびえており、(島の)左端からのみ視界に入れる事が可能である。 完新世の山頂群と山裾は共に外周側面の上に形成され、エル・ゴルフォの窪んだ地形の中にある。 18世紀中に起きた最新の噴火は、エル・ゴルフォの北西側の噴石が体積してできた頂から流れ出る溶岩を生み出した。

群発地震は、局所的な地域で比較的短い期間中に連続する多くの地震の発生を観測する事象である。 群発地震の定義に用いられる期間というのは様々であるが、米国地質学研究所(USGS)は数日間、数週間、数ヶ月間続く事があると指摘している。

エル・イエロの火山/地震の過去

エル・イエロは、カナリア諸島の最も南西部の端に位置している。 島は3つの連続する噴火の後に形成された。 火山活動は、主に3つの尾根が集まる辺りで、島の連続的な拡大につながった。

僅か5万年前、大規模な地滑りを引き起こした地震の揺れにより島が割れ、巨大な土塊が海へ崩落して海底に撒き散らされた。 この300キロ立方メートル以上もの地滑りは印象深いエル・ゴルフォ渓谷のすり鉢状地形を生成し、同時に、恐らくアメリカ沿岸にまで到達する100メートル以上はあったであろう津波を引き起こした。

ElHierro.comによると:「最後の噴火から200年が経過したものの、エル・イエロはカナリア諸島で最も多くの火山を持ち、火口を擁する頂が500以上あり、他の300は最近流出した溶岩によって覆われ、約70の洞窟と火山のギャラリーがあり、内部通路の総計が6kmを越えるドン・フスト洞窟が特筆される。」

エル・イエロはイスラ・デ・ラ・パルマ(人口86000人)の南に位置し、現在はカナリア諸島で最も火山活動が活発である。 約50万年前、タブリエンテ(タブリエ)火山が巨大な地滑りと共に崩れ落ち、タブリエンテ・カルデラを形成した。 スペイン人による占領以降、7度噴火している。

2000年10月12日に放送されたBBCの番組「ホライゾン」の中で、約1.5 × 1015kgの質量を持つクンブレ・ヴィエジャの西側の側面は将来の噴火によって海中に崩落し得るという仮説を二人の地質学者(デイとマグワイア)が提唱した。 これは、彼等が「メガ津波」と名付けるおよそ650-900mの高さの巨大な波をこの島々の地域に発生させる潜在的な可能性があるという事だ。 波は大西洋を放射状に渡って米国及びカリブ海を含む北米の東海岸を呑み込み、約6-8時間後には南米の北東海岸へ及ぶ事になる。 津波は160ft(49m)かそれ以上の高さとなる可能性があり、海岸線沿いを大規模に破壊する事になると彼等は推定している。 このモデルは、- 地形によって - 最大で25km(16ml)の内陸にまで津波が押し寄せる事を示唆している。



カナリア諸島の群発地震及び火山活動の状況については Irish Weather というサイトの記事を参照しているのですが、前回の報告と同様に、今回の記事中でも同じ文章が幾度か再利用されているのです。 しかし、このような報告を「手抜き」と批判してはいけないのです。 従前より継続的に同じサイトの記事を参照している人にとっては冗長な内容であろうとも、その記事を初めて参照する人々にとっては有用な文章なのですから、不特定多数の読者を想定する場合には効率的なのです。

次回に続く...



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惨劇の開演を待つ不安

ギリシャだけでなく、欧州の銀行から預金者達が避難を始めているという状況を以前に整理しましたが、その後の状況を調べていたら、別の場所でも避難が計画されていることを知ったのです。

カナリア諸島の群発地震に関して幾度か報告してきましたが、遂に地元政府はエル・イエロ島の住民の避難を計画し始めたようです。 この島で約5万年前に発生した地震が大規模な地滑りを引き起こし、米国の東海岸にまで到達する高さ100mもの津波を発生させたという地質学的事実は、現在の群発地震に後続するかもしれない災害が大規模なものとなる事を懸念させるのです。

いつものように調査対象が脇道へ逸れそうになったのですが、欧州の債務危機問題に後続する事態も未曾有の惨劇となりそうなので、改めて整理してみるのです。



20 Signs Of Imminent Financial Collapse In Europe
欧州で金融崩壊が差し迫っている事を示す20の兆候


ギリシャの暴動
我々は、欧州における大規模な金融崩壊の崖っぷちに立っているのか?。 ギリシャのデフォルトが差し迫っているという噂が至る所で飛び交い、ギリシャ政府も資金を使い果たしつつある事を公に認めている。 更なる救済資金が無ければ、ギリシャが直ちに債務不履行となる事は絶対的に確実である。 しかし、ギリシャ人達が”合意した事を実行する”まで更なる救済資金の提供を保留するとドイツの当局者達は脅迫している。 多くの金を借りようとするならばギリシャは今直ぐに対価を払うべきだ、というのがドイツの態度である。 緊縮政策を進めれば進める程に経済が縮小していくので、ギリシャ政府の当局者達は苛立つようになってきた。 経済が縮小すると税収も減り、財政赤字が更に大きくなるのだ。 そうしている間も、激しく怒っているギリシャ市民の群集が路上で過激な抗議を行っている。 もしもドイツがギリシャのデフォルトを許すならば、金融のドミノが世界中でひっくり返り始める事となり、ポルトガル/イタリア/スペインのデフォルトも許されるという非常に現実的な可能性があることを金融市場へ伝える信号となるのだ。 言うまでもなく、その時には全ての災厄が解き放たれるのだ。

では、何故ギリシャはそれ程重要なのか?。

そう、ギリシャがそれ程重要である二つの理由がある。

一つ目は、欧州全域の大手銀行がギリシャの債務に大きな投資をした事である。 又、それらの銀行の多くは高いレバレッジを効かせており、もしもギリシャ債務で巨額の損失を被る事が余儀なくされた場合には、彼らは全て一掃されてしまうのだ。

二つ目として、もしもギリシャがデフォルトした場合、それはポルトガル/イタリア/スペインも救済されそうも無いという事を市場へ伝える事となる。 これらの国々が資金を借り入れるコストが突然にもっともっと高くなり、彼らの既に巨大な借金の問題が更に悪くなるという事だ。

イタリアやスペインが倒れた場合、世界中で主要な銀行が一掃されるであろう。

最近、ニューヨーク・タイムズのポール・クルーグマンは世界の金融システムが現在直面している問題の規模を要約した....

欧州における金融不安は、もはやギリシャのような小さな周辺国の問題ではありません。 現在進行しているのは、スペインとイタリアという遥かに大きな経済上で動いている大規模な市場なのです。 この時点で危機にある国々はユーロ圏のGDPの1/3を占めており、共通の欧州通貨自体が存亡の危機にあるのです。

ほとんどの米国人は欧州の金融の状況について考える事に多くの時間を費やさない。

しかし、彼らは考えるべきだ。

現在、米国経済は新たな不況に陥らぬよう本当に苦しんでいる。 もしも欧州で金融メルトダウンが起きれば、米国が大規模な経済不況を避けることができる方法は無い。

今でも悪いことばかりだと思っているならば、ちょっと待って欲しい。 次の大きな金融危機の後では、今我々が通り抜けようとしている事など日曜日のピクニックのように見えるだろう。

以下は、欧州における差し迫った金融危機の20の兆候である。


#1 ギリシャの2年物国債の利回りは現在60%を越えている。ギリシャの1年物国債の利回りは110%をを越えている。 基本的に、世界の金融市場はギリシャがデフォルトすることを完全に期待している。

#2 本日、欧州の銀行株は再び手酷い打撃を受けた。 最近2ー3週間で同じ事が幾度も繰り返されるのを見てきた。 我々が現在目撃しているのは、明らかな傾向である。 まさしく2008年へ戻ったかのように、大手銀行の株は金融のドツボへの道を切り開いているのだ。

#3 現在ドイツ政府は、ギリシャがデフォルトした時にドイツの大手銀行を救済する準備を進めている。 報告によると、ドイツ政府は、ギリシャ債務の50パーセントの減免に対して備えるよう銀行や金融機関へ伝えている。

#4 幾千人もの怒れる市民が街頭で抗議している状況で、ギリシャ政府は求められている緊縮政策を全面的に実施する事に躊躇しているようだ。 しかし、もしも要請された事をギリシャが実行しなければ、ドイツは更なる支援を手控えるだろう。 ギリシャは「ナイフの刃の上にいる」と、ドイツ財務相のヴォルフガング・ショイブレは語った。

#5 ドイツは益々ギリシャに対する強硬路線を取るようになり、ギリシャ人達はドイツ人達によって現在抑圧されていると感じている。 アンブロス・エヴァンス-プリチャードは、この事を最近のテレグラフの記事の中で雄弁に指摘した....

ギリシャの徴税を管理すると共に国家資産を清算する為、欧州は青いヘルメットを送るべきだと、ドイツのEUコミッショナーであるギュンター・オェッティンガーが述べた。 彼らは充分に武装しておくべきだ。 ギリシャの報道紙の見出しは、’無条件降伏’、’ギリシャへの弾圧’、そして更に’第四帝国’という具合だ。

#6 継続的な救済が無ければギリシャはそれ程長く持たないという事を誰もが知っている。 何故そうなのかという事を、ジョン・モールディンは最近の記事で説明した....

それは小学校の算術だ。 ギリシャの対GDP債務比は現在140%である。 (誰かが彼らに金を与えると仮定して)それは今年末までに180%へ近づく。 財政赤字は15%よりも大きい。 彼らは単に利息を支払う余裕さえ無いのだ。 私が報道紙を読んだ限りでは、(ユーロ圏の補助が無い)本当の市場におけるギリシャの短期債券の金利は100%に近い。 彼らの長期債券は、ユーロ圏の救済が無ければ借り換える事さえできないのである。

#7 既に実施されている緊縮政策は、ギリシャ経済を急速に縮小させている。 ギリシャ政府の現在の見通しでは2011に経済が5.3%縮小するとギリシャ財務相のエヴァンゲロス・ヴェニゼロスが発表した。

#8 ギリシャの財務副大臣フィリッポス・サチニディスは、ギリシャが来月までの運営には充分な現金を保有していると述べた。

#9 米国、日本、そして欧州の大手銀行は、ギリシャ債務に対して途方も無い量のエクスポージャーを抱えている。 もしも彼等がギリシャ債務で大きな損失を強いられた場合、非常に大きなレバレッジを効かせている極少数の銀行は突然消滅する危険に陥るかもしれない。

#10 もしもギリシャが倒れた場合、その次がポルトガルとなる可能性が非常に高い。 テレグラフのアンブロス・エヴァンス-プリチャードは、これを次のように説明している....

崖っ縁にいるギリシャを押すと、高いレベルの総債務を抱え、同様にGDPの9%近くという現在の酷い赤字があり、ドイツが指図する長期的な緊縮財政を遵守することが不可能なポルトガルへ直ちに感染するリスクがある。 そこから欧州通過同盟の準中心地域への連鎖反応は迅速で猛烈なものとなるであろう。

#11 ポルトガルの2年物国債の利回りは現在15%を越えている。 1年前のこれらの国債の利回りは約4%であった。

#12 ポルトガル、アイルランド、そしてイタリアの現在の債務の対GDP比は優に100%を越えている。

#13 ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、イタリア、そしてスペインは、彼等以外の世界中の国々に対し総計で約3兆ユーロの負債を負っている。

#14 欧州における”健全な”地域の大手銀行は、もう直ぐ彼らの格付けが引き下げられるのを見る事になるかもしれない。 例えば、ムーディーズがフランスの幾つかの大手銀行の格付けを引き下げるという根強い噂がある。(※)

#15 殆どの大手欧州系銀行は目一杯にレバレッジを効かせており、大量の国債を保有している。 2008年に崩壊する前、リーマン・ブラザースは31対1という比でレバレッジを効かせていた。 今日、大手ドイツ系銀行は32対1の比でレバレッジを効かせており、それらの銀行は欧州の国々の国債を現在大量に保有しているのだ。

#16 ECBは問題を抱えたユーロ圏のメンバーから無限に国債を購入する事ができない。 既に欧州中央銀行は、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、アイルランドとスペインの政府から4440億ユーロに近い国債を引き受けているのだ。 金曜日には、これらの無謀な国債購入に反対してドイツのユルゲン・シュタルクが欧州中央銀行を辞任した。

#17 ロンドンに拠点を置くシンクタンクのオープン・ヨーロッパによると、欧州中央銀行は現在甚だしくレバレッジを効かせている....

”ECBは、その資産の価値が僅か4.23パーセント下がる事に注意すべきだ. . .その全ての資本が消滅するかもしれないのだ. . .”

#18 ドイツの憲法裁判所が最近下した決定は、ユーロ圏の為の”恒久的な”救済メカニズムの創設を排除しているようだ。 単純に、判決文からの以下の文言について考えれば....

”特に、もしも他の国々が計算不能な事態を引き起こすような場合、彼等の決定への信頼につながるような如何なる条約メカニズムも設けられるべきでない....”

#19 西側世界の政府による”巨額の刺激策”が無ければ我々は大きな金融の崩壊を見る事になるであろうし、不況へと転落していく我々自身に気付く事になると、エコノミストのヌーリエル・ルービニは警告している。

”短期的には、我々は巨額の刺激策を取る必要があり、さもなくば新たな大恐慌が生じる事となる。”

#20 ギリシャの”秩序あるデフォルト”は”議題から除かれる”事は無いと、ドイツの経財相フィリップ・ロエズラーが警告している....

”ユーロを安定させる為、今後の短い期間において我々は如何なる考えも議題から除いてはならない。 それは、最悪のシナリオとして、必要な道具が揃えられる場合のギリシャの秩序あるデフォルトも含んでいる。

現在、ギリシャは死のスパイラルに陥っている。 彼等が緊縮政策を進めれば進める程、彼らの経済が減速するのだ。 彼らの経済が縮小すればする程、彼等の税収が低下するのだ。 彼等の税収が低下すればする程、彼等の債務問題が悪化するのだ。

ギリシャは遂にユーロを離脱する事になるかもしれないが、それは、もっともっと状況を悪化させ、他のユーロ圏へも大きなダメージを与える事になる。

欧州では、これらの問題に対する究極の解決策として”ヨーロッパ合衆国”という考えを極少数の政治家達が主張しているものの、現時点ではユーロ圏の圧倒的多数の市民が更なる経済統合に反対している。

加えて、欧州連合に更なる権力を与える事は、欧州の人々にとって更に国家主権を失う事を意味するのだ。

それは良い事では無いだろう。

このように、我々が今はまり込んでいるのは現状維持である。 しかし、現在の情勢は長く続かない。 ドイツは救済する事に病み疲れており、ギリシャのような国々は彼等に強制される緊縮政策に病み疲れているのだ。

ある時点で、何かがキレるであろう。 それが起きる時、世界の金融市場はパニックと恐怖を交えた反応を示すであろう。 誰が安定していて誰が崩壊しようとしているのかを語る事ができない為、信用市場が凍りつく事になる。 ドミノが倒れ始め、極少数の大手金融機関が消滅するであろう。 世界中の政府は、誰を救済してあげたくて、誰を救済したくないかという事を把握しなければならなくなる。

それは巨大な混乱となる。

何十年もの間、西側世界の政府は余りにも多くの借金にはまり込んでいると警告されてきた。

何十年もの間、大手銀行や巨大な金融機関は余りにもレバレッジを効かせ、更に多くのリスクを取っていると警告されてきた。

そう、誰も耳を傾けなかった。

そして今、我々はグローバル金融の悪夢をスローモーションで見る事となったのだ。

ポップコーンを少し掴んで準備をしろ。 それは結構なショーになるぞ。



 本日、ムーディーズがソシエテ・ジェネラルとクレディ・アグリコールの格付けを引き下げましたね。

上記の記事を掲載した The Economic Collapse は専ら米国内の経済の惨状について警鐘を鳴らしているサイトなのですが、最近では欧州の債務危機についても触れるようになってきたのです。 漸く、日本のメディアでも欧州債務危機に関する報道が増えてきたように思うのですが、このように皆が関心を寄せ始めた時には既に別の場所で問題が膨らみ始めているような気がするのです。

次回に続く・・・




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