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極小期に向かう太陽

本稿でも時折紹介している英国人エンジニアのモーリス・コットレルは、天体の運行や地軸の歳差運動などの周期を綿密に計算し、マヤ文明の暦法を理論的に検証した(チョット怪しい)人物です。 彼は又、「太陽の黒点活動周期に連動した大きな周期での太陽の磁極の反転現象が地球の磁極の移動を引き起こす(引き起こしてきた)。」と主張しており、太古に起きた同様の天体規模の異変が幾つかの古代文明に伝承されていたと考えているようなのです。 残念な事に、彼の様なウサン臭いと見られる人物の主張は権威主義的な学術界から無視されてしまうのです。

一方、純粋な宇宙物理学を探求する人々は、「マヤ暦」等と言う俗世の流言に惑わされる事無く現実の物理的事象を客観的に観測しているのですが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)から得られた最近のデータは、どうもコットレルの主張を補完しているようにも思えるのです。

以下は、JAXAのプレス・リリース資料からの抜粋です。


~上昇し始めた太陽活動と極域磁場の反転~

Hinode01


Hinode02


Hinode03


Hinode04


3.反転直前の極域磁場

「ひので」の極域観測のまとめ

  • 負極磁場が卓越していた北極の負極磁場が大幅に減少し、正極磁場が増えている事を発見。予想された反転の時期より2年早い。次の集中観測で反転が予想される。

  • 一方、正極磁場が卓越していた南極は安定な状態を維持しており、太陽の基本的対称性が崩れていることを発見。これらは史上初めての観測成果

  • 「ひので」により通常の太陽サイクルでは見れない南北のサイクルのずれが明瞭に観測されたことから、太陽が従来と異なる状態になっていると推測される。

  • 太陽極域磁場の反転の機構は分かっていない。「ひので」の画像の品質は極めて良く、膨大な情報が含まれており、今後反転メカニズムの解明を期待できる。


Hinode05



という訳で、太陽の磁極が反転すると地球はどのような影響を受けるのかという事は、良く判らないのです。 一部の人々が心配している様な「ポール・シフト」を引き起こすのかもしれませんし、上記の報告にも示されている寒冷期を到来させる事になるのかもしれません。 以下の記事のように、寒冷期の到来について心配する人々も少なくないようです。

Coming Solar Minimum Could Chill the Earth, New Forecast Predicts



欧米の市場センチメントが低下し続けている状況下で、関係者達は、本日発表される米国雇用統計に注目しているようです。 私自身は、PIIGS諸国の財政及び域内金融システムの脆弱性を否定し続ける欧州当局と、それに対して懐疑的な視線を向け始めたIMFの対立に興味を持っているのです。

Will the IMF Stand Up to Europe? (ケネス・ロゴフ:ハーバード大学経済学教授)

欧州の問題を調べている間に、「CERNのLHC装置を用いた実験でヒッグス粒子の存在(又は不在)が年内にも解明されそうだ」という報道を見つけてしまい、調査の対象が変わってしまったのです。

Higgs particle could be found by Christmas(BBC)

更に、現在の量子論を構成する各種理論の検証実験/観測の状況を調べている間に、太陽の異変に関する報告を見つけてしまったのです。 いろいろと、心配は尽きないのです。

次回に続く・・・




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