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継続する前駆振動

(追記:22日08:45)
昨日も、欧米の金融/商品市場は取引時間中に上下動を繰り返していたようです。 米国東部時間で21日14:15頃に予定されているFOMCの結果報告を控え、様々な思惑が交差しているのでしょうが、このように不安定な状態は各地で観測されている最近の群発地震を連想させてくれます。

という訳で、金融市場に巨大な爆発が起きる事を警戒しつつ、地質学的な活動にも注意を払い続けるのです。



Seismic Activity Increases At Mount Tambora
タンボラ山の地震活動が増加している


Tambora Caldera
インドネシアのスンバワ島のタンボラ火山の状況はレベルIII(Siaga)に引き上げられ、周辺丘陵地に住む多くの住民の低地への避難を強制している。

記録に残っている歴史上で最大規模且つ最悪の噴火を起こしたタンボラ山は、4月に覚醒の兆しを見せ始めた。 しかし8月初旬に、それは20メートル(66フィート)の厚い白煙を空へ噴出した。 地震活動は9月中に大幅に増加し、毎日12回から16回の地震を記録している。

増加した活動による直接的な影響として有毒ガスの恐れがある為、インドネシア当局によって8キロメートルの立ち入り禁止区域が設けられた。

山頂から5-10キロメートル(3-6マイル)にある村や集落で暮らしいる数百世帯は、火山の下の地震が増加した後で移動する事を決断した。 しかし、火山の傾斜地で人生の大半を過ごしてきた幾人かの農民達は、当局からの警告を無視して留まっている。

国家防災庁(BNPB)は又、タンボラ山を囲む3つの地区-ビマ、ドンプーそしてスンバワ-の指導者達と会談した。 パンカシラとドロ・ペットの二つの村は、インドネシア諸島で最高となる4300メートル(14100フィート)の高さにある火山の山頂から5キロメートル(3マイル)以内に位置しているので特に危険である。

1815年4月10日のタンボラの噴火は、少なくとも7万1千人、最大で9万2千人の命を奪った。 概ね1万1千人が噴火によって直接的に命を奪われ、降下した噴出物がこの地域の農作物を台無しにしてしまった事による飢餓及び疫病という余波の中で残る6万人又はそれ以上の人々が命を失った。

1815年の噴火は火山活動指数で7という値だったと推定されているが、この規模の爆発は紀元前180年にニュージーランドのハテペが噴火して以来唯一であり、人類の歴史上でも5度目でしかない。

Tambora 1815 Impact
The explosion of Indonesia’s Tambora volcano in 1815 had an impact on climate worldwide throughout 1816. Credit NASA / SINC

その噴火は、”火山の冬”として知られる現象のように地球規模の甚大な気候の異常を引き起こした。 1816年に欧州と北米は、火山から噴出された塵と硫黄による大規模な作物の不良と19世紀中で最悪の飢饉に苦しみ、それは”夏の無い年”として知られるようになった。

同じ規模の爆発が再び起きる可能性があるものの、1815年以降に発生した3回の噴火は何れもVEI(火山活動指数)で2を越えていないという事から住民達は楽観的であるようだ。

更に、タンボラのある西ヌサ・テンガラ州では、この火山の噴火の200周年記念行事を計画しているのだ。 新たな港の建設も含め、2015年の完成を目指してインフラの整備が州全体で進められている。

インドネシアの火山群は、頻繁に発生する地震や火山噴火で知られる環太平洋火山帯の中でも最も活動的な部類に入る。

インドネシアで最も活動的な活火山の一つが、厚い白煙が噴出したと今月に報告されたジャワ島のメラピ山である。 昨年、10月から11月の間の一連の噴火によって300名以上の人々が命を奪われ、30万人以上の人々が避難する事となったのである。

Tambora Satelite Image

tambora volcano




インドネシアで大きな火山の噴火が発生した場合、マラッカ海峡を通過する船舶の航行にも少なからぬ影響が生じて中東からの原油の輸送等が滞る事も心配ですね。 一方、ニューヨークのウォール街又はロンドンのシティで金融市場が爆発した場合には、世界中でお金の流れが滞ってしまうのです。 こちらも心配なのです。

次回に続く・・・

追記
Tambora SW Earthquake
September 21, 2011 – Sumbawa, INDONESIA –A 5.1 magnitude earthquake has struck the subduction plate of the ocean crust southwest of where the Mount Tambora volcano is located. According to the USGS, the earthquake had a depth of 44 km (27 miles) and the epicenter was 168 km (104 miles) SW of Bima, Sumbawa, Indonesia. Seismic tension and volcanic activity have escalated around Indonesia in the past month as volatility in the south Pacific Ring of Fire continues to build.

タンボラ火山が位置する場所から南西方向の、大洋の地殻プレートが沈み込む地点でマグニチュード5.1の地震が発生した。 米国地質学研究所(USGS)によると、地震は44km(27マイル)の深さで発生し、震源地はインドネシア・スンバワ・ビマの南西168km(104マイル)の地点であった。 先月から環太平洋火山帯の南側におけ不安定性が高まる中で、インドネシア周辺における地震の緊張と火山活動が増加している。



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