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崩壊がやってくる?

今週前半の市場は、"BBC Speechless As Trader Tells Truth: "The Collapse Is Coming...And Goldman Rules The World"(トレーダーが真実を語った為、BBCは言葉を失った:”崩壊がやってきます...この世界はゴールドマン・サックスが支配しているのです”)という Zero Hedge の記事で紹介されたトレーダーのインタビューで持ち切りでした。(勿論、日本の馬鹿メディアの皆さんは全く関心を寄せていませんが。)

なるほど、やはり近い内に大きな崩壊が起きるのでしょうか?。



Increasing Indications of a Potential Eruption at El Hierro?
増加し続けるエル・イエロにおける潜在的な噴火の兆候?


盛夏の頃から我々はカナリア諸島のエル・イエロにおける群発地震を注視してきたが、火山における地震活動の強さと回数が劇的に増加しているようだ。 7月中旬以降、カナリアのホットスポットによって形成された楯状火山の山頂である小さな島において、8000回を越える地震が記録された-Eruptions(本サイト)の読者である Lurking(ハンドル名:現在は GeoLurking と名乗っている?)によって作成された深さと場所の変化を一緒に投影したこの素晴らしいビデオを見て欲しい。 最近まで、地震はエル・イエロで暮らす人々にとって注目に値する程のものではなかったが、月曜日以降M3-4規模の複数の地震が発生しており、月曜日だけでも30回の地震が起きている*。 興味深い事に、地震の分布を眺めてみると(下記参照)、最近の3日間に発生した地震は4日前又はそれ以前に発生した地震よりも深い地点にある。 多くは火山の表面から14-16km下を中心としており、カナリアのホットスポットの(マントルの)上昇流にあるマグマの源であろう上部マントルに入り込んでいるのだ。 増加している地震活動と強さは噴火する可能性を示唆しているのかもしれないが、実際にはマグマが地表へ近付くに連れて地震(の震源)が浅くなると考えるべきであり、現在はそのような状態にないのである。 火山の下で新たなマグマがガスを噴出している事を示す別の手がかりとして2酸化炭素の放出が安定的に増加しているのだが、カナリアの国立地質学研究所のディレクターであるマリア・ホセ・ブランコは近い内に噴火する可能性を10%以下と見積もっている。

*追記、エル・イエロにおける地震活動を時間軸上に表しつつ”蓄積されたエネルギーの開放”を多くの人々が話題にしている事は知っている。 現在の状況は非常に印象的であるが、それが火山噴火の可能性について何を語るものであるか私には良く判らない。 私が現在目にしているのは、更に多い/大きい地震が生じると、それらの地震によって開放されるエネルギーが増えるという事だ-しかし、この事は噴火の可能性と実際には関係が無い。 既に述べた様に、我々が確認すべきなのは更に浅い地震の傾向なのだが、このプロット上で他の誰かには見えている又は理解できている事を私は見落としているのかもしれない?。

エル・イエロ地震活動20110928
Seismicity at El Hierro over the past few weeks, with most recent in red. Image courtesy of IGN.
しかし、エル・イエロの地元政府は如何なる機会も得ていない。 火山の地震活動は、地震を契機とする地滑りへの恐怖から、島で起きる地震へどのように対処するかという幾つかの指示と共に島のトンネルの閉鎖及び300人の一時退避所への避難を促した。(更新:観光客達が幾つかの場所で避難させられている事を述べたこの記事を見つけたのだが、彼等は理由を間違えているように思う-噴火で飛来する火山性噴出物では無く、むしろ潜在的な地滑り(が避難すべき理由)なのだ。) そのように兆候が変化しているのであれば、私は噴火が起きるように思うし、その時には政府が潜在的な火山の災害について広報する事になるだろう。 エル・イエロに関し、主要な災害は溶岩流及び火山の上で開く裂け目から潜在的に噴出する火山灰になろう-例としてピトン・デ・ラ・フォーナイゼやキラウエアを考えてほしい。 エル・イエロの地震活動についてはIGNのウェブサイトの幾つか(末尾に示すリンクのページ)で監視することができる。 最後の(そして確認されている)有名なエル・イエロの噴火から約2500年経過して暫く間が開いているので、これは明らかにヨーロッパ人がそこに定住して以来初めての事となるのだ。 しかし、現在の兆候は噴火が避けられないという事を未だ示していないが、マグマがエル・イエロのマグマ・システムの下に達する地点で移動している事を示しているのだ。

エル・イエロ海面下構造



Another deadly window: El Hierro may be the last piece in the puzzle that shows Earth is in trouble again
新しい致命的な期間:エル・イエロは、地球が再びトラブルに見舞われているという謎を解く最後の鍵かもしれない。

33年間の大災害の期間(1783-1816):228年前にこの惑星上で起きた事と同様に、我々は新たな大災害の期間に戻っている。 この期間は近代の歴史上で最も致命的な噴火-アイスランドにおいてラキ火山の裂け目からの噴火と共に始まった。 1783年から1784年の噴火は、その火山噴出物により全世界で推定6-7百万人の命を奪った。 アイスランドはマグマ上昇流の上に存在している。 1793年には、15000人の命を奪う地滑りと津波を引き起こした日本の雲仙岳と同様に、同じくマグマ上昇流の上に存在するエル・イエロが噴火した。 23年後、インドネシアでタンボラが噴火し、92000人の命を奪った。 明らかに、これらの超火山活動の期間は地震と共に地球全体で火山が揺り動かされた事を意味している。 この荒れ狂った33年の間に巨大な破壊的地震が火山と連動した。 エクアドルで41000人の命を奪った1797年のリオバンバの8.3の地震。 同じ年にインドネシア・スマトラを襲った8.4の地震。 1802年にルーマニアを襲ったマグニチュード7.9の地震と、1810年にクレタ島を襲って2000人の命を奪ったマグニチュード7.5の地震。 1811年から1812年の間に何れも米国のニュー・マドリッド断層を襲ったマグニチュード8.1、7.8そして8.0の地震、そして1812年にはカリフォルニアのサンタ・バーバラ及びライトウッドの両地点が共にマグニチュード7.0の地震に襲われた。



60-80年程度の寿命しか持たぬ人間の感性では、数年-数十年という期間に及ぶ変化の最中に「その変化自体」を理解する事が難しいのかもしれません。 戦後に台頭してきた新興工業国の日本とドイツを1985年のプラザ合意で押さえつけた後、インチキな金融工学を駆使して米国/英国が経済力を復活させました。 その後、1990年代半ばから2000年代初頭にかけてITバブルが発生し、ITバブル崩壊及び9.11テロの影響によって低迷した景気を(強引に)押し上げるべく、欧米において住宅/金融バブルが発生しました。 現在は、欧米の住宅/金融バブル崩壊による世界経済崩壊の過程にあるのでしょうが、数十年程度を経てからでないと現在起きている現象を客観的に理解する事ができないのかもしれません。

常々思う事なのですが、将来の歴史の教科書を読んで見たいものです。

次回に続く...



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