脱出は密かに

依然として株式/商品市場の上昇基調の背景にある理由は判然としないのですが、何かに備えている人々はコッソリと逃げ出し始めている様なのです。



Market Meltdown Warning: Institutional Investors Are Offloading Stocks to Retail Buyers (That’s Us)
市場メルトダウンの警告:機関投資家達は個人投資家達(それは我々だ)へ株を売り渡している


ダウジョーンズが13,000に接近し、数年ぶりの高値を突破し続けているが、大手業者やヘッジファンドを
含むスマート・マネーが出口へ向かっている事を過去数ヶ月のレポートが示唆している。 最新のレポート
は、他でも無く、政府が救済した愛しのゴールドマン・サックスから出ている:


ICIによって報告された様に、先ず初めに数ヶ月間のエクイティ・ファンドの流入(ほんの僅かだが)を、そして4月以降では37のファンドが流出となる中でたった一つのファンドだけが流入した事を我々は知っていたが、スマート・マネーが「拡散」を停止して現在は個人投資家達へ(株式を)引き渡しているという最初の手掛かりを本日早く入手した。 2番目の、そして更に重要な手掛かりは、本日の引け間際の呆れかえる様な急上昇の後で、”ポーカーのテーブルでカモを探している個人投資家達は、適当な相手を見つける事ができなくなるだろう”という事を確認した本日のゴールドマンの「セールスのまとめ」から得られた。 これが、その理由である。 ゴールドマンは強調している:「我々が取引している”買い”専門家達とヘッジファンドの何れからのキャッシュ・フローも”売り”に留まっている。」 そして、こうなる:スマート・マネー(そう、比較的に賢い)は”最近”、全ての上昇場面を E*Trade の赤子達に対してバッグの中身をどっさりと売り渡す好機としている。 3番目で最後の証拠:「しかし、ETFのフローは買い方向へ傾斜している。」 この時点で個人投資家達は自らに問いたくなるかもしれない:俺達へ積極的に売っている奴らは、俺達が知らない何を知っているのだ?

ソース:Zero Hedge

2011年11月の終わりに、欧州における静かな銀行取付が始まったという事が報告されていた:


金融業界では一般的な事であるが、大きなソブリン・ウェルス・ファンドや巨大金融機関を含む大手投資家達は、入り込むべき時に抜け出す事によって公共の場から浮き上がる事がある。 欧州に関して状況がプラスの方向へ動いているかの様に主要メディアが報じる一方、ひとつの事実が明らかである:これは恥ずべき事だ。 我々は、二年前も、一年前も、一月前も、一週前も同じ事を聞かされてきた。 何一つ真実でないのだ。

...

欧州での取り付けが始まり、大手機関投資家達が欧州の国債や他の資産へのエクスポージャーを清算している事をビジネス・インサイドは報告している。

最近まで、欧州に関する懸念の殆どは理論的なものであった - 世界の指導者達が、この大陸の問題をギリシャという枠を超える範囲に拡大し、欧州の”中核”への融資を削減すると決定した場合に生じる大惨事。

そう、その懸念は最早理論的なもので無くなった。

それは起きているのだ。


世界の金融機関は、後悔するよりも安全である方が良いと益々判断しつつあり、欧州から資金を引上げている。

ソース: The Daily Sheeple

大手の金融機関と投資会社は、欧州及び米国で何が起きつつあるのかを知っている。

前回の救済協議にて彼等が確約した国債の支払いを円滑に実行する期限である2012年3月が近づいてきた為、デフォルトの懸念について議論すべくギリシャの当局者達が米国に到着した事が、正にこの2−3日の間に報道されている。 2−3年前に最初にソブリン債務デフォルトで脅かされた時にギリシャへ投資し、偽りの回復に期待して(国債を)購入した債券保有者達や貸手達にとって、彼等の投資の50%(又はそれ以上)のヘアーカットの可能性が急速に現実的なものとなりつつある。 これは、世界中の投資家達を震え上がらせた。 数十億ドルもの金が消滅しようとしている事を彼等は知っている。 その上、互いに張り合っているイタリア、スペイン及びポルトガルの債務もある - これは、ギリシャ単独の状況よりも非常に悪い事である。

我々が大西洋越しに見ているのは膨大な量の(資金の)流出であり、欧州連合に関連する債務に対して誰も(勿論、連邦準備制度理事会を除き)自分の金を危険に晒そうとしていないのだ。 2008年のメルトダウンの最中に我々が目にしたのと同様に、流出した金は真っ直ぐに米国へ向かい、多くの者が投資資金の最後の砦として考える - 古き良き米国債が買われているのだ。 これは米ドルに直接的な影響を与え、デイリー・クラックスによると、近い将来上向きに爆発する状況を作るかもしれない。 加えて、市場崩壊の直前に表われる事が多いテクニカルな信号を株式市場は示しているのだ。

その上、噂によると3.5対1の割合でポジティブなニュースを上回るネガティブなニュースと一緒に、我々は期待よりも低いであろう米企業の業績報告を受けつつある。 この事は、株式に更なるプレッシャーを与えるであろう。

これら全ての兆候は、欧州からだけで無く世界中の株式から投資家達が資金を引上げつつある事を示唆しているのだ。 上記のゴールドマン・サックスのレポートは、この進展しつつある資本フローの動向を確認するものであろう。

世界中の与信及び株式市場の安定性に対する信頼は、全く消えうせてしまうかもしれないのだ。



素人博徒達の狼狽」という記事にて、私自身も今回の記事と同様の分析を行った事があります。 ”何か” が起きたときに取り残されるのは、真実について何も理解していない人々なのでしょうね。

Exit the Market 2「EXIT」の表示については、常々不思議に思うのです。 見方を変えてみると、この表示上の人物はドアから「出よう」としているのか「入ろう」としているのか判然としないのです。 危機が迫っている事を知る人々がコッソリと出口へ向かう一方、「今がチャンス」と欲に駆られた一般投資家の方々は市場へ殺到しているのでしょうか?。Enter the Market 2



次回に続く...



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