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中国版炭坑節(2/2)

前回の記事の後編です。



County in Shaanxi in a Deep Hole as Mining Bubble Pops
鉱業バブルが弾けた為、陝西省にある県は深い穴の中にいる


神木(Shenmu)の石炭の価格が近年急上昇した時、同県は贅沢に耽(ふけ)っていた。 今やプライベート・バンカー達は逃げ出しており、地元政府は困っている。


7月28日、質屋へ貸し付けた数十の人々が彼等のマネーの返還を要求すべく地元の裁判所の前に集まった。

ある養鶏農家は、簡潔な情報が走り書きされたIOUの書面を手にしていた:「3百万元の受領、金利は月に3パーセント。 ツァン・シャオチャン、2011年9月18日。」 そもそも、そのマネーを如何にして得たのかという事を明らかにしなかったその農民は、マネーを貸し付けるべく、有名な質屋のオーナーであるツァンへ近付く為に彼女のコネクションを用いたと語った。 彼とマネーの何れもが消えてしまったのである。

12月、神木におけるゴールド・キングとして知られるツァンは、40億元と共に消えてしまった。 56以上の地元の機関が彼と金融取引を行っており、1000人以上の貸し手達が関わっているのだ。 これは、幾つかの地元当局を含んでいた。 ツァンの失踪による埃が静まる前に、幾人かの他の業者達が逃走したのだ。 直後に、質屋達が大挙して閉鎖していったのである。

1千万元以上の負債を負う者達にとって逃亡する事は魅力的であったと、質屋のオーナーは語った。 彼の従兄弟(いとこ)と叔父の何れも県の外に隠れていたと彼は語った。 彼等は併せて数億元の債務を負っていたのである。

より少ないマネーを扱っていた者達は、通常、留まる事を選んだと、彼は語った。 「それは管理可能です。 貴方自身のマネーを用いたり、貴方の家族の支援を受けたり、又は単純に貴方の自動車を担保にしたりするのです。」

勿論、ブームの期間中に神木は紛れも無く高級車のショールームになったので、この後者の選択肢は可能である。 ランボルギーニやフェラーリは見つけやすかったのだ。

その質屋のオーナーは5億元を貸し出したのだ:2億元は彼のポケットから、そして3億元は他の10人から。 そのマネーは彼の従兄弟、叔父そして他の二人の友人に渡ったのである。 全てが消えてしまったのだ。

彼は、彼にマネーを貸した人々をパニックに陥らせぬよう注意した。 彼は慎重に彼の言葉を抑制し、全てが順調であると知らせる為に街中で毎日彼の高級車を乗り回したのだ。

しかし、勿論そうではない。 その質屋のオーナーは、彼が負っているマネーを回収すべく10人の男達を雇い、陝西省の省都である西安へ向かわせたのだ。

絶えない頭痛

2009年に発表された神木の保険制度は、同国の基準よりも優れたものであった。 村の病院において一人当たり200元未満、県の病院で400元(未満)、そして県外施設で3000元(未満)の場合、加入者は自ら支払う。 しかし、これを上回る全ての医療費の請求については、県政府が支払うのである。

そのプログラムに対する2013年の予算は2億4百万元であり、1億5千万元が県の医療口座に振り込まれていると、神木の広報担当者は語った。 彼は、その制度が財政問題に直面しているのか否かという事についての質問を無視した。

しかし、県の医療保険事務所は病院に対して9百万元を負っていると、神木にある第2人民病院の情報源が語ったのである。 「彼等は私達への支払いを遅らせ、現在は病院が請求書を背負っているのです」と、その情報源は語った。

患者達に与えられた薬に対し政府は3ヶ月間支払っていなかったと、神木にある薬屋ツォンヘタンのオーナーは語った。 同店は現在、30万元以上を負っているのだ。 「私達は購入を減らして在庫を削減しなければなりません」:と付け加えながら、政府は100以上の地元の薬局に対し4百万元以上を負っていると、そのオーナーは推定した。

神木の不動産市場は、過去6年間の石炭ブームに沿ってジェットコースターの様に変動した。 2007年に1平方メートル当たりの平均価格は3千元であった。 昨年までに、これは20万元へ上昇したのである。

「神木では決して建設が止まる事がなかった」と、不動産取引業者のツァン・ツォンミンは語った。

しかし、4月以降に住宅価格は大幅に下落し、多くのアパートが破産した所有者達から差し押さえられた。 今や神木の通りには、作業が中止された為に建設途中のビルが点在しているのだ。

神木における多くのプロジェクトの背後にいた不動産開発業者のワン・ヘピンは、6月に内モンゴル自治区の北部地域のオルドスにあるホテルの中で突然死亡した。 彼の従業員達は、彼が彼等に対して1千万元も負いながら死んだと語った。 7月8日、神木政府の事務所の正面で、100人以上が抗議を行なった。

彼等は紛争に介入するよう政府に求め、炭鉱ブームの破裂に引き続き対処せねばならない、もう一つの頭痛を地元の当局者達に与えているのだ。



本稿でも以前から中国経済の怪しさについて整理してきました。

金銭欲に駆られた人々の悲哀:
温州の嘆き(1/2)

ブームに浮かれて墓穴を掘った地方行政:
オラが村長は立派だべ

これまで何とか取り繕ってきた綻びが拡がり始めているのかもしれませんが、同国の新たな指導部は前指導部が残した負の遺産の尻拭いをしたくないのでしょうね。


次回に続く...



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