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世界の工場の苦悩

前回に続き、中国経済の構造的な問題を整理してみるのです。



Even the CEO Of China’s Largest Appliance Manufacturer Gets Cold Feet
中国の最大手家電メーカーの CEO でさえ怖気づいている


「日本、合衆国、そしてイタリアにおける生産コストだけが高いのです。」

ゴースト・シティ全体であろうとも、これらのインフラが必要とされているのか否かに拘わらず、- 際限の無い借金によって助成された中国の不動産及びインフラのバブルは、依然として素晴らしく膨れ上がっている。 サービス産業も成長している。 2011年に、彼等は初めて最大の雇用主として製造業を上回ったのである。 2012年に、彼等は経済の46%を占めた。 しかし、製造業からは熱気がシューシューと音を立てて漏れているのだ。 中国の最大手家電メーカーであるハイアール・グループの CEO で創業者のツァン・ルイミンは、彼の指を問題の上に置いた。 そして、それは中国内の製造業にとって良い事であるとは見えないのだ。

彼は知るべきだ。 1984年、殆ど破産した状態で青島市に丸ごと所有されていた、月に約80台の手抜き冷蔵庫を生産する青島冷蔵庫工場を運営するよう、彼は同市に任命されたのである。 鉱山用トラック、あらゆる種類のクレーン、他の重機、そして、そう、非常に高価な冷蔵庫のドイツの製造事業者であるリーブヘル・グループと彼は手を組んだのだ。 彼等の合弁会社の一部として、技術、機器、そして専門知識をリーブヘルは提供したのである。 そのブランド名は青島 - リーブヘル(ローマ字表記の中国語:Qindao-Libohaier)となった。 それ故、今日(こんにち)のハイアール(Haier)なのである。

その年、同社は350万元、当時で約$160万を売り上げていた。 同社は幾つかの地元の家電メーカーを買収し、そして、中国企業が成した事を成したのだ:指数関数的に成長したのである。 2009年までに、ハイアールは販売台数ベースで世界1の「大手家電」ブランドになったのだ。 2012年、同社は8.6%の世界シェアを獲得した。 しかし、数多くの買収にも拘わらず、売り上げの伸びは先細り、- ほんの10.7%の上昇で$258億となったのである。 従って、ツァンの絶望という事なのだ。

如何に彼がハイアールの二つの上場子会社、青島ハイアール(R&D 及び製造)とハイアール・エレクトリック(物流及びチャネル管理)に再び注力しようと試みているかを説明した際、2011年10月に彼は警告を撃ち放ったのだ。 「アウトソーシングを通じて製造の面倒を見てもらう一方、如何に我々は R&D を市場に直結させられるかという事を私は考えてきました。」

オフショアリング!

「今後10年間、我々のブランドのグローバル化及びグローバルな経営資源の統合が、我々の開発戦略の主要な部分となるでしょう」と彼は付け加えた。 グローバル化は、中国の製造事業者達にとって突然に一方通行の道筋となったのだ。 現在、彼等は更に緑の濃い草 - 低コスト - の会社を他の国に求めようとしていたのだ。 それは、2011年の10月であった。

「低価格製品の輸出に依存した中国のモデルは、終わろうとしているのです」と、数日前にツァンは告白したのだ。 それは賃金だけで無く、中国において事業を行うコストでもある。 「世界の工場」は高価になりつつあるのだ。 中国の驚異的な経済の上昇に裏側から勢いをつけた条件は崩壊している。

「我々は世界中の24拠点に製造工場を持っています」と彼は語った。 「しかし、現在、中国と比較した場合、日本、合衆国、そしてイタリアにおける生産コストだけが高いのです。」 生産をオフショア化する為に「東南アジアか他のどこか」での工場の建設を始めなかったのであれば、これらのコストは同社にとって「大きな問題」となるであろう。 成長戦略の一部として、ハイアールは日本における三洋電気の家電事業を含む世界中の家電メーカーを買収した。

他の中国の製造事業者達も同じ事をした。 怪しいものかもしれないが、弱まりつつある GDP から、お粗末な購買担当者達の指標まで、それは数字に表れている。 中国経済のエンジンの一つである製造は、構造的な理由により停止したのだ。

それは産業界の悪夢を顕わにしたのだ。 殆ど無制限な量で借り入れたマネーを何年間にも亘ってあらゆる種類の産業用施設の建設に投下した後、現在これらの産業は屋台骨を揺るがす過剰生産能力で立ち往生しているのだ。 価格は崩壊した。 全ての産業が脅かされている。

特に強く打撃を被ったのは、最も役に立たないプロジェクトに対してさえ融資を提供した国営銀行達にけしかけられた、国営メーカー達に支配されていたセクターなのである。 それらを建設する事が、何年間にも渡った中国の奇跡的な GDP の成長に貢献したのだ。 現在、亀裂を通して真実が浸み出しているのだ。 彼等は全て問題を抱えている:とりわけ、鉄鋼、鉄合金、電解アルミニウム、ガラス、銅精錬、セメント、紙、そして、おやおや、造船(同産業の旗艦企業であり、大き過ぎて潰せないと判断されている中国熔盛重工集(Rongsheng Heavy Industries)も、既に座礁して救済を待っている)。

過剰生産能力は、12月までに生産能力を大幅に削減するよう政府が19のセクターの1400の企業へ勅命を発したという様な問題なのである!。 そして政府は、彼等と一緒に対処するように国営銀行へ告げた - という訳で、融資の延長又は更なる融資という事なのだ。 過剰生産能力は、投資を回収する可能性の無い産業のゴミ溜めへと工場を変えたのである。 中国の壮大な債務の山を覆う、もう一つの懸念の雲なのだ。

しかし、少なくとも一つの産業が依然として咆哮している:自動車セクターだ。 2013年上期の売り上げにおいて、同セクターは鉄鋼、化学、そして通信機器に次ぐ、中国の4番目に大きい産業部門であった。 同セクターはグローバルな自動車メーカー達及び彼等に忠誠を尽くす中国のパートナー達に支配されている。 部分的に国家が所有する中国の自動車メーカーは、負債を均衡状態に留めようと努めている。 組立工場の建設又は拡張に関する発表は定常的に繰り返されている。 活気が支配しているのだ。 瀕死状態のフランスの自動車メーカーである PSA でさえ、中国に活路を見い出そうとしている。 2013年の上期に売り上げは14%急上昇し、利益は20%(上昇して) - 2330億元($380億)となった。 それは、全ての41の産業部門の中で自動車セクターを最も収益性の高いものにしたのだ!。

自動車部門を除くと、製造は更に悪く見えるのだ。 しかし、活気に酔い痴れている産業の内部にいる者達も又、産業そのものと同じ様に古い循環の物語として、高速なデコボコにぶつかり、過剰生産能力へと急に進路を変更するかもしれないという事は、彼等にとって想像し難いものである様だ。

その一方、日本の安倍晋三首相は、彼の正当を権力の座へ押し上げる為の台座として、愛情を込めてアベノミクスと渾名された彼の経済救済計画を巧みに利用した。 自民党が両院議会を支配している事で、何年間もの政治的妥協の後、今や最終的に本当の変化が可能となったのかもしれない。 これを読んで欲しい...日本を運営する男達の闇の側面が表面に浸み出ている



上の記事でも触れられている中国熔盛重工集の苦境については、(日本の大手馬鹿メディアの皆さんは余り報道していませんが)先月頃から様々なメディアで指摘されているのです。

いずれも Zero Hedge から

Presenting China's First Too Big To Fail "Lack Of Liquidity" Casualty
(「流動性不足」の犠牲となる中国で最初の大きすぎて潰せない問題を表している)

China Bails Out Its Shipping Industry, Blows Latest Capital Misallocation Bubble
(中国は造船産業を救済しh、最新の誤った資本配分のバブルを吹き飛ばす)



次回に続く...



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