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不信ニヨリ退去ヲ命ズ

英国で銀行口座を開設するのは、チョット面倒なのです。 疑わしい身許で無い事や十分な経済力を持つ事を証明する書類を沢山提出し、厳しい審査を通過しなければならないのです。

私が英国で開設した HSBC の口座には僅かな金額しか残していないのですが、現在でも同行は定期的に様々な通知を送ってくれるのです。



Consulates and the Vatican in chaos as HSBC tells them to find another bank
他の銀行を探してくれと HSBC が領事館やバチカンへ伝えた為、彼等は混乱状況にある。


英国最大の銀行である HSBC が、ロンドンの外交官達を顧客として見限り、彼等の口座を移動するための猶予として60日間を与えた事により、彼等は混乱状況へと放り込まれた。

他の銀行は一致団結して彼等のビジネスの受け入れを拒否してきた為、彼等の状況は遥かに悪化してきたのである。

40以上の大使館、領事館、そして高等弁務官事務所が影響を受けた。 バチカンでさえ、退去命令を受けたのである。

Mail_Online_20130805_01.jpg
Havoc: HSBC's decision to sack embassies as customers has caused chaos also because other banks refused to take their business

ローマ教皇の大使でもある英国内の法王の駐在員事務所は長年 HSBC と取引を行ってきたのだが、他の銀行を探すよう告げられたのである。

昨年に米国当局から$20億(£13億2千万)の罰金を科せられた後、HSBC は各大使館に曝される事を恐れたのだと信じていると、ある外交筋が語った。

それは、彼等の南米での麻薬カルテルとの業務を通じて実行されたと伝えられている資金洗浄活動の疑惑に対して非難されたものだった。 その当時、HSBC は資金洗浄へ効果的に対処する事に失敗したと認めたのである。

英国内の領事達を代表する領事団体の責任者バーナード・シルバーは語った:「HSBC の決定が大混乱を生み出したのです。 単にビザやパスポートの費用を徴収する為だけでなく、職員の賃金、建物の賃料、混雑税に対してさえ支払う必要があるので、大使館及び領事館は必死になって銀行を必要としているのです。」

大使館は又、大使一行の宿泊や、時には外交官達の子供の学校の費用さえも支払わねばならない。 これらの何れも、有効な英国の銀行口座が無くては決済できないのだ。

パプア・ニュー・ギニア高等弁務官大臣のジョン・べラヴは語った:「私達は22年間に亘って HSBC と取引を行ってきたのであり、この様な方法で私達を投げ出すというのは彼等にとって爆弾宣言でした。」

ベナンの領事であるローレンス・ランドウは語った:「私達はあらゆるところに当たってみたのですが、全ての英国の銀行が口を噤(つぐ)んでいるのです。」

他の大使館も同様に困っている。 ある大使館は語った:「HSBC は私達に本当の説明を全く行っていません。 彼等は、8月半ばまでに他の銀行を探すようにと伝えただけなのです。 私達は一つも見つける事ができず、気が狂いそうなのです。」

Mail_Online_20130805_02.jpg
Marching orders: The Vatican's representative office in Britain has been told by HSBC to find another bank.

在外公館は「政治的に曝される」と考えられている事を銀行側の情報源が述べたのだが、それは彼等が資金洗浄活動の危険にさらされている事を意味しているのだ。

しかし、HSBC の決定は、「国際的な繋がり、経済開発、収益性、コスト効率そして流動性」という - 5つの判断基準を満たしているか否かを確認する為の評価の一部であると、同行は主張している。

ある外交官は語った:「私達は、これらの判断基準が何を意味するのかという事さえ知らないのです。」

HSBC は必要な要件が何であるかという事を The Mail on Sunday へ説明しようとせず、「HSBC は、2011年以降全ての事業に関する『5つのフィルタ』評価というプログラムを定期的に適用しており、大使館に対する我々のサービスも例外ではありません。」:と語っただけである。

英国外務省は HSBC と接触しており、幾つもの外交使節団に対して「新たな銀行口座の開設を支援する為の」紹介状を提供したと、同省が語った。

半期の収益を明日に発表する準備を HSBC が進める中で、その大失態が出来したのだ。 同グループは今年始めの6ヶ月間に$146億(£96億)の利益を上げたと報告する事が予想されている。 彼等は、昨年の同期に$127億を稼いだのである。



確かに、在外公館というのは疑わしい存在であると見做す事もできそうですが、銀行自体も多分に疑わしい存在だと思うのですよ。

好況時には怪しげな事業にも高利で積極的に融資し、無知な人々には胡散臭い金融商品を大量に売りつけ、銀行は莫大な利益を上げるのです。 その一方で、不況になると、銀行は懸命に事業を継続しようと努力する人々への「貸し剥がし」で対応するのです。 不況が長引いた場合には、銀行が全くリスクを取らずに莫大な利益を上げられるよう、中央銀行がゼロ金利で無尽蔵な資金を供給してあげるのです。

不況が深刻化し、貸出先の怪しい事業の破綻によって銀行の抱える不良債権が増えた場合には、市民の税金を用いる政府の救済を仰ぐのです。

広義には、現代の金融資本主義全体が、巨大な「資金洗浄システム」であると云えるのかもしれません。


次回に続く...



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