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イベリア半島の逼塞

イベリア半島の端に位置するジブラルタルは、300年前から英国の領土となっているのです。

ロイター より
英国・スペイン首脳が電話会談、ジブラルタル問題解決で一致
 [ロンドン/マドリード 8日 ロイター] - 英国とスペインの両政府は7日、スペイン南端の英領ジブラルタルとスペインの対立が深まっていることについて、問題解決に向け協力してくことで一致したと発表した。

この問題は先月、ジブラルタルがコンクリート製の魚礁建設を始めたことに端を発した。魚礁建設にスペイン側が反発し、国境検問の強化を打ち出したほか、国境の通行税徴収などさらなる報復措置導入を示唆し、両者の対立が深まっていた。

ジブラルタルは地中海と大西洋の出入り口にある為、交易だけでなく軍事的にも戦略的な要衝地なのです。 しかし、スペインの皆さんは、イベリア半島の隣国の動向にこそ注意を向けた方が良いと思うのです。



When Will Spanish Banking System Collapse?
スペインの銀行システムは何時崩壊するのか?


本日私の頭に浮かんだ疑問は、「スペインの銀行システムは何時崩壊するのか?」という事だ。 ポルトガル国債に対するスペインのエクスポージャーと未計上の住宅ローンの損失が避けようの無い崩壊の二つの理由である。

スペインの銀行は2012年に所謂(いわゆる)「ストレス・テスト」に合格したのだが、その評価の中に国債は含まれていなかったのである。

それがギリシャの銀行に対しても(何度も何度も繰り返し)如何に上手く機能し、キプロスも同様であったという事を我々は目にしたのだ。 キプロスの銀行システムを崩壊させたのは、キプロスによるギリシャ国債へのエクスポージャーであったのだ。

その様な背景と共に、スペインの銀行システムは何時崩壊するのか?という事を考えてみてくれ。

2008年第2四半期のピーク時に、フランスによるギリシャへのエクスポージャーの合計は$860億だった。 ユーロ圏における債務の共通化を効果的に強制する ECB の証券市場プログラム(SMP)をフランスの銀行が利用した事が部分的な理由となり、それ以降、そのエクスポージャーは急落したのである。 SMP は2012年9月に終了したのだ。

あまり広く知られていないのは、ジオ・グラフィックに示されている様に、スペインの銀行部門がフランスのそれの僅か40%でしかないという事実にも拘わらず、スペインの銀行による今日(こんにち)のポルトガルへのエクスポージャーが2011年初頭のフランスによるギリシャへのエクスポージャーよりも高いという事である。 広く恐れられたよりも資本の穴は管理可能であったと2012年のスペインの銀行のストレス・テストは示唆したが、これらのテストは国内の貸し出し帳簿のみに着目したものであり:外国の資産は除外されたのである。

Mish_20130810.png

ギリシャによって敢行され、50%を超える債務減免を含んだものと同様なポルトガルのソブリン債務の再編は、スペインの銀行システムに大混乱を引き起こす可能性がある。 ギリシャが示しているように、尚も再編を遅らせる事は、更に速く更に多く、対 GDP 債務比率が来年に125%に近づくと予想されるポルトガルを単純に引きずり倒し、債権者達の損失を悪化させるだけである。

スペインの銀行によるポルトガルへのエクスポージャーを共通化する為に、フランスの銀行によるギリシャへのエクスポージャーを共通化した SMP が無い状況で、ポルトガル(債務)の再編を遅らせる事は又、スペインの株式市場の天気を助ける為に何もしないという事になるのだ。 スペインの銀行を資本増強する為にユーロ圏は既に同国へ€413億を貸したのだが、その債務を共通化されたユーロ圏の証券へと変換する為の政治的に心地良い方法を見つける事は、欧州の単一通貨を維持する為に必要とされるコストなのかもしれない。

ストレス・フリーなテスト

現在のバンキアを構成する7つの銀行が焦げ付いた住宅ローンの為に倒産した事を思い出してくれ。 ギリシャ国債へのエクスポージャーはバンキアにとって課題でさえなかったのであり、各銀行はストレス・テストに合格したと伝えられているのだ。 バンキアは救済を必要としたのであり、他も然りである。 そして、彼等は新たな救済を必要とする事になるのだ。

又、キプロスの銀行システムの崩壊を引き起こす事となった債務減免の繰り返しにギリシャ国債が悩まされた事を思い出してくれ。 今後どこかの時点で、同じ事がスペインの銀行を襲う事になるのだ。



1年前のドラギ・マジック以降、「ドミノ」や「contagion(感染)」という言葉がユーロ圏で交わされなくなった様に思います。

しかし、存続可能性の疑わしいスペインの銀行システムに保証を与えているスペイン政府の債務自体が持続可能性を疑われているだけでなく、スペイン政府の存続可能性自体も疑われているのです。 同様に、ポルトガルもトロイカに救済してもらった際の条件を満たせなくなっているだけでなく、政府の存続可能性も疑われているのです。

政府と銀行が密接に関係している状態は、南欧の国々の間で複雑に絡み合っているのですよ。


関連情報:
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次回に続く...



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