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予期せぬことを予期せよ

(追記18日10:30)
やはり、先月の一時期に執筆を中断していたのが夏季休暇の先取りだったのでしょうか、E-Pritchard はこの時期でも執筆しているのです。

依然として高揚感に浸っている市場に苛立っているのかもしれませんね。(実際には、彼も何処かの浜辺で寝ころびながら記事を書き、スマートフォン等から送信しているのかもしれませんけど。)



Investors euphoric as US margin debt reaches 'danger' levels
米国のマージン債務が「危険な」水準へ達する程に投資家達は陶酔している


世界中のファンド・マネージャー達は陶酔感に捉われ、アメリカが全面的な回復にあって欧州が自らの債務危機を克服したと確信している。

Telegraph_20130813_01.jpg
Investors are betting the US Federal Reserve is about to taper bond purchases for healthy reasons

投資家達に関するバンク・オブ・アメリカの月次調査は、正味72%が来年にかけて成長が加速すると期待している状況と併せ、8月中の信頼感の劇的な上昇を示している。 それは2009年以降で最高の値である。

僅か3%が依然として経済的な再発のリスクに関し心配しているだけであり、デフレの恐怖が蒸発している為、ほぼ全ての者達が債券利回りの上昇を期待しているのだ。 マネージャー達は彼等の債権への配分を28ヶ月ぶりの低さに削減したのである。

Telegraph_20130813_02.jpg

同調査は「逆張り指標」としてベテラン達により観察されたものであり、重要な瞬間における集団心理を追跡しているのだ。 逆の取り引きを行って米国債を購入するよう、同行の投資ストラテジストのマイケル・ハートネットは顧客へ助言した。

僅かに史上最高値よりも低く、ドットコムの崩壊及びリーマン危機の前のピークを十分に上回る$3770億近くへウォール街でのマージン債務が浮上する程に、熱狂的なムードが起きている。

マージン債務の急上昇は「危険信号」であり、注意されるべきであると警告しながら、「今日(こんにち)以上に投資家達がレバレッジをかけていた事は滅多に無い」とドイツ銀行は述べたのだ。

同行は、この型の債務を「それが無ければ彼等自身では購入できない額以上に多くの株を購入すべく、株式投機家達が仲介業者からマネーを借りる為の道具である。 もしも株式が暴落した場合、逆の事が現実化する。 この種の投機は非常に憂慮すべきものである。」と記述したのである。

1929年に起きた様に、株式の強制的な販売はパニックを作って出口への殺到を引き起こし、雪だるま式に暴落へ向かわせるものだと同行は警告した。 株式の上昇は更に山を作るであろうと同行は述べたが、最新のパターンと以前の市場の危機に先立つ出来事との間の「驚く程の類似性」を引用したのである。

Telegraph_20130813_03.jpg

レバレッジへの殺到は与信サイクルが枯渇に近づいている事の古典的な兆候であると、ソシエテ・ジェネラルのアンドリュー・ラプソーンは語った。 「正に2006年及び2007年と同じ様に、そして丁度その時に人々は最後のコインまで絞り出すようレバレッジに頼ったのですが、利益は失速速度に向かって段々と縮小してきたのです。」

キャッシュ・フローの伸びが二桁からゼロへと落ち込んでいるのと同時に、米国の利益も停止し始めているというのが新たな捻じれであるとラプソーン氏は語った。

マージン債務の上昇は、システム全体に亘る過剰なレバレッジと、年間$4000億という割合で実行されている債務駆動型の企業株買い戻しに合致していると、彼は語った。 レバレッジド・バイ・アウトの流行が戻ったのである。 ジャンク債利回りは、過去最低に近いのだ。

「誰もが上下に跳ね回ってパーティを行なっている時こそ心配すべき時なのです。 一旦市場が荒れ模様に変わったら、負のフィードバック・ループを目にするかもしれません。 いつも債務というのは、最後に殺し屋となるのです」と、彼は語った。

米国経済は自らの足で立てる程十分に強いので、健全性という理由により米国の連銀が債券購入の先細りを開始しようとしているという事に、投資家達は賭けているのだ。

逆の見方は、過剰なレバレッジ及び新たな資産バブルの危険性についての国際決済銀行からの心臓を刺す様な警告に FRB が留意している為、「不健全な」理由で彼等が引き締めつつある、というものだ。

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「FRB は本当に不安の中で行動しているのです。 彼等はこれを真綿にくるもうと試みており、全てが順調だと私達へ語っているのですが、米国経済が脱出速度に達したと私達は考えていません」と、ラプソーン氏は語った。

「メイン・ストリート」と「ウォール・ストリート」の間に劇的な乖離があったとバンク・オブ・アメリカは述べた。 2009年以降に米国経済が$1.3兆成長した一方、米国株式市場は$12兆を追加したのである。

景気後退期以外では、過去4四半期の名目 GDP の成長が嘗て無い程遅いものであったと、同行は述べた。 通常これは、FRB がパンチボールを片付けて与信を引き締める時の状況では無いであろう。

ユーロ圏が安定した様に見える一方、これは回復不足であり、欧州南部の債務軌道が更に上昇するのを止めるには小さすぎるという事になる。 未だ存在してもいない循環的拡大の利益を既に投資家達が手にいれてしまったという事が心配である。 「テール・リスクが減少した一方で、それは未だ死んでいない。 予想外な事を予想しなさい」とバンク・オブ・アメリカは述べているのだ。



マージン債務が危険な水準に達しているという問題については、先週の時点でも既に Tyler Durden が指摘しているのです。(彼は、5月頃から幾度も指摘しているのです。)

Stock Market Bubbles And Record Margin Debt: A (Repeating) History Of Ignoring All Warnings
(株式市場のバブル及び記録的なマージン債務:全ての警告を無視する事の(繰り返される)歴史)

ZeroHedge_20130809_Margin_Debt.jpg



次回に続く...

追記:
E-Pritchard や Tyler Durden が指摘する問題を更に詳細に分析した John Mauldin も同様の警告を発しています。

Signs of the Top
(頂点のサイン)

Mauldin のサイトに登録するのが面倒な場合には、Business InsiderMarket Oracle でも彼のレポートを参照する事ができるのです。



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