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進退窮まる新興国

相変わらず FC2 ブログの不具合が続いているようなので、簡潔に。



Emerging market rout threatens wider global economy
新興市場の壊滅的敗走が、より広い全世界の経済を脅かしている


次々と各国が自国通貨を浮揚させるべく保有高を流動化させざるを得なくなっている為、アジア、ラテン・アメリカの台頭する勢力による$9兆(£5.8兆)の外債の蓄積、そして新興する世界のリスクは逆転しつつあり、世界経済に与信ショックを与える脅威となっている。

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Fears of Fed tightening have pushed borrowing costs worldwide to levels that could threaten global recovery

早ければ来月にも量的緩和の規模を縮小するとの合図を送った議事録を米国の連銀が公表した事を受け、インドのルピー及びトルコのリラの何れも木曜日に史上最低へと暴落した。

レアルがドルに対して5年ぶりの低さとなった後、同通貨の下落を止めるべく、ブラジル大統領のジルマ・ルセフは経済担当の高官達と木曜日に緊急会議を開いた。 資本逃避を食い止めるべくブラジルは直接的な介入を準備していると伝えられる中、「市場動向を監視する為に」中央銀行総裁のアレシャンドレ・トンビニは FRB のジャクソン・ホールのコンクラーベへの出席をキャンセルした。

これまで同国はレアルを守る為に先物契約 - ブラジルの$3740億の外貨準備の浸食の偽装 - に依存してきたのだが、これは投機家達を阻止するのに失敗した。 「彼等は為替介入をバランス・シートから外しているのですが、正味のポジションはずっと悪化しているのです」と、ダンスケ・バンクのラース・クリステンセンが語った。

7月だけでも、エクアドルで8%、カザフスタン及びクウェートで6%、そしてインドネシアで5.5%と外貨準備高を減らし、為替レートを守る為に一連の国々は外貨準備を燃やしてきたのだ。 トルコの外貨準備高は今年15%減少した。

「新興国は台風の目の中にいるのです」と、SLJ マクロ・パートナーズのステファン・ジェンは語った。 「彼等の通貨は重大な危機にあるのです。 このような動きは常に行き過ぎるのです。」

1980年代初頭におけるラテン・アメリカの危機及び1990年代半ばにおけるアジアの危機を引き起こしたのは、FRB の引き締めと上昇するドルであった。 簡単ではなかったが、何れの出来事も封じ込められた。

今日(こんにち)においては新興国市場もより強力な衝撃緩衝装置を有し、借り入れの多くは自国通貨建てて、ドルの圧搾に対して彼等の脆弱性を低減している。 しかし、現在彼等は世界経済の半分を占めており、西欧における危機を引き起こすのに十分な大きさなのである。

FRB の引き締めに対する恐怖は、世界的な成長を脅かすかもしれない水準へと全世界的に借り入れコストを押し上げた。 木曜日に、ブラジルにおける10年物国債利回りは47ベーシス・ポイント急上昇して12.29%となり、トルコでは9.72%へと33ポイント、そして南アフリカでは8.4%へと12ポイント上昇したのだ。

米国自身における長期利率の急上昇に懲りて、FRB は債券購入の先細りを遅らせるかもしれないという希望があった。 10年物米国債利回り - 世界のマネーの価格の指標 - は、5月初旬以降1.6%から2.9%へ急上昇したのである。

米国及び欧州の債券という膨大な軍資金を積み上げる中で過去10年間に起きたのと全く正反対な事として、自国通貨を浮揚させるべく新興国市場が緊縮策を課し、外貨準備の売却を余儀無くされるという具合に、「負のフィードバック・ループ」が起きていると、モルガン・スタンレーのハンス・レデッカーは語った。

全世界的な債券利回りの圧縮は中国や他の国々による外貨準備の積み上げの効果だったが、西欧における不動産及び株式のブームへと繋がったのである。 このプロセスの反転は痛みを伴うかもしれない。

「中国は6月に$200億の米国債を売却し、他の国々も同じ事を行っていました。 これが米国の利回りを押し上げていると私達は考えており、ドイツの利回りは更に急激に上昇してさえいるのです」と、レデッカー氏は語った。 「これは世界にとって重要な含意を持っているのです。 米国は、より高い利率に耐えられる程に十分強いかもしれませんが、私達は欧州について確信していません。 もしも未だそれが起きていないのであれば、外貨準備の売却が世界経済全体にとって正当化されない水準へ金利を押し上げるかもしれないというのが私達の心配なのです。」

大きな経常赤字を抱える全ての国に対して冷淡な市場が見限り始めている為、インドは「よろめく経済と通貨の下落との間で進退窮まっている」と、ソブリン債ストラテジストのニコラス・スピロは語った。 不況を避けるべく自らの引き締め策を反転させる事により、インドの中央銀行は火遊びをしていると彼は語った。 その代り同行は、ドル建て債務を抱える企業にとって身動きが取れなくなる全面的な通貨危機を引き起こしているのだ。

インドだけでは無い。 世界中の一連の国々が同じ問題の派生形と組み合っており、彼等の毒を用いる事を強いられているのだ。



FRB が大規模な量的緩和を開始した当時、「不当なドル安(自国通貨高)を招いている」と米国を非難しつつも、各新興国の政策立案者達は自国に流入するホット・マネーに浮かれていたのだと思うのです。

新興国市場から資金が逃げ始め、当該国の通貨が急速に下落している状況は既に様々な形で報道されていますね。(「逆流する洪水」)


次回に続く...



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