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好景気のブックエンド

FRB による金融緩和策の縮小が注目されて以来、世界中の債券利回りが上昇傾向を示しましたが、まだまだ先行きは不透明なようです。

ブルームバーグ より
米国債の利回り曲線スティープ化進む-超緩和策の「産物」か
  8月26日(ブルームバーグ):米国債が2009年以来最悪の下げ相場となる中で、債券投資家にとってこれまではさらなる苦境のシグナルだった目安が逆に、利回りのピークが近いことを示している。

ブルームバーグの集計データによると、米2年債と10年債の利回り格差 は今月2.55ポイントに拡大し、2010年2月に記録した過去最大の2.93ポイントに迫った。2.55ポイントは1990年以降の中央値(1.23ポイント)の約2倍。

更に、前世紀からの長期的な金利の変動傾向について慧眼な考察をする人もいるのです。



COTD: The Long View On Interest Rates
COTD:金利に関する長期的な見方


「本日のチャート」は、金利に関する長期的な見方である。 そのチャートは、「FF金利」に等しい短期金利と長期金利の両方を示している。 歴史的に余りにも低い状態が余りにも長かった事から、金利が上昇する事の必要性に関する多くの議論が最近になって交わされていた。 しかし、本当にそうなのであろうか?。

1854年以降、米国における平均的な長期金利は5.49%であった(中央値は4.91%)。 しかし、1960年代及び70年代の金利の「急騰」を除いた場合の平均的な金利はもっと低くなり、それは現在の長期金利が歴史的な通常状態とかなり整合していそうだという事を意味するのだ。 これは特に、非常に低い現在の経済成長率と比べた場合に当てはまるのである。 しかし、同じ現在の「FF」金利は、歴史的な文脈から外れており、「大恐慌」の間においてのみ見られた水準なのだ。

StreetTalkLive_20130826.png

第二次世界大戦の前後の経済を論ずる時、面白い含意がある。 第2次大戦前の米国の経済は農業を主体とするものであり、僅かに輸出するだけの国内を主体とするものであったのだ。 これは、天候、輸送手段及びインフラの不足等に起因した、更に頻繁な景気後退につながったのである。 しかし、第2次大戦後は内需が隆盛し、米国が西欧州及び日本の復興に関わった為、米国が工業生産及び製造業の大国となったのである。

70年代後半を通じた金利の着実な上昇は経済成長率の着実な上昇と一致した。 この期間に連銀は金融政策の管理に対して更に積極的となり、経済の強さを着実に増加させ、収入と貯蓄の割合はケインズ主義経済理論が適切に機能している事を示唆していたのである。 ゆっくりした割合で始まる通常の景気後退は、FRB の政策によって和らげられたのだ。 しかし、経済活動に拍車をかける為の金利の低下は、前回の景気後退における金利を下回らなかったという事へ注意するのは重要である。

1980年代に経済の構造が生産及び製造からサービス、与信そして金融を基盤としたものへ移行した事により、景気サイクルは着実に上昇するものから経済成長を低下させるものへと変化したのである。 経済構造におけるこの変化は、全ての金利操作が更に低い水準へ低下し続けた事により、それ以前の経済理論の欠陥を暴いたのだ。 より低い金利へ向かうこの継続的な動きはブームから破裂へと変動する経済を弱体化し続け、今やゼロという線に近い金利となる中で、次の最終的な景気後退を和らげる余地が全く残されていないのである。

これこそ、米国は景気後退中なのか否かという事について現在続けられている議論に関し、私が最も興味を持ったものなのだ。 その様な議論は、より幅広い文脈の中では比較的に無意味だというのが事実なのである。 「大恐慌」というのは単に一つの長い「景気後退的な」期間で無く、寧(むし)ろ比較的に強い経済成長の期間を「両側から挟む」二つの景気後退であったのだ。 しかし、「メイン・ストリート(実体経済)」上の「恐慌」は経済統計指標が明らかにするものより遥かに現実的であったので、金利は10年以上も上昇する事ができなかったのである。 現在の歴史を顧みれば、それは30年又は40年の中で起こり得るものであり、実際に現在の期間を第2の恐慌と名付ける事になるであろう。 確かに街角には「食糧配給の列」は無いかもしれない一方、それは単に「栄養支援」が郵便受けに届くからなのである。



確かに、1980年代の半ばを過ぎた頃から「マネー・ゲーム」という言葉を頻繁に聞くようになった記憶があります。 レーガン大統領とサッチャー首相が政権を運営した頃から米英の経済は金融を基盤として復活し、「金融工学」等と云うヘンテコな概念で市場に飛び交うマネーの量を急増させながら現在へ至ったのだと思うのです。

本稿で幾度も指摘しましたが、本来的に金融というのは、第一/ニ次産業や医療/教育/福祉等を含むサービス産業という「実際的な価値を生み出す経済活動」を支援する補完的な機能であるべきだと思うのです。

然るに、ヘンテコな「金融工学」で幾重にもレバレッジを掛け、飛躍的に性能を向上させたITをフル活用しながら急速に取り扱うマネー(博打の掛け金)を膨張させた金融業に、あらゆる産業を支配する様な立場を与えてしまったという事が、愚かな人類の過ちだったのではないかと思うのです。 若しくは、この様な状況を意図的に生み出した強欲な一部のアングロサクソンの方々が、途方も無い桁数に膨らんだマネーを世界中から掠め取ったと解釈しても良いでしょう。

上の記事中に掲載されたグラフからも、今般の不況が深刻なものであると理解できますが、文中で指摘される20世紀中の分水嶺と同じ様に、「今般の窮地を打開する手段として新たな戦争が画策されている」と、陰謀論を好む人達は考えているのかもしれません。 それも、狡猾なアングロサクソンの方々の常套手段ですからね。


次回に続く...



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