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特別警報は誰が発する?

激しい気象変化による災害が増える中、「経験した事の無いような」気象が予測される場合に緊急性/重大性を十分に伝えるべく、気象庁の警報体系が変更されました。

Yomiuri Online より
気象庁「特別警報」開始…甚大被害予想時に発表
  気象庁は、甚大な被害が予想される気象現象について警戒を呼びかける「特別警報」の運用を、30日午前0時から開始する。

 対象となるのは大雨、火山の噴火、津波など計9種類で、警報発表後は市区町村も住民に対して注意喚起を行うことが義務化される。

勿論、気象庁の管轄範囲は気象的現象に留まるので、想定するのも自然災害に限られるのです。

金融/経済における「経験した事の無いような」大災害が予想される場合、人々に警報を発してくれるのは誰なのでしょうか?。



“Crash Alert” Flag Still Flying
「暴落警報」の旗は依然として翻っている


「暴落警報」の旗は依然として翻っている

我々は先週[暴落警報」を掲げた。 これまでのところ、ダウにおいて48ポイント上昇し、米国株式市場は水曜日に少し戻った。 ゴールドは横ばいだった。 その旗は予測で無い。 それは単なる警告であり、- 危険に荒れた海を警告するビーチの旗の様なものである。 でも、気を付けろ。 お前達は海に洗い流されてしまうかもしれない。 シリア?。 先細り?。 債務上限議論の復帰?。 貧血状態にある実体経済の成長?。 マイナス収益予想報告の多さ?。 上昇する米国債利回り?。 新興国市場のパニック?。

そして此処に、中央銀行は全ての危険から投資家達を保護する意思が無いかもしれないというフィナンシャル・タイムズの警告がある。

世界は際限の無いバブル、金融危機そして通貨の崩壊という暗い運命を待っている。 それに慣れよう。 少なくとも、それは - ワイオミング州ジャクソン・ホールでのカンザスシティ連銀の年次総会の為に自らのぐらつく権威の下で集まった - 世界中の中央銀行家達が期待しているものである様だ。

非伝統的な金融政策の成功及び最近の大きな金融規制の格上げにも拘わらず、我々は依然としてグローバル経済における不均衡に対処する術(すべ)を持っておらず、それが意味するのは将来の新たな


新しい種類の金融システム?

親愛なる読者諸君には、FTの記事へ過度に注意を払わないようにして欲しい。 彼等のニュースの内容は充実したものである。 しかし、この社説は不明瞭なのだ。 ロビン・ハーディングは続ける:

5年前、リーマン・ブラザースが崩壊した後、新しい種類の国際金融システムに対する欲求及び勢いが存在したのである。 その欲求は消え去ってしまったのだが、- 我々は必死にそれを取り戻す必要があるのだ。


どんな「新しい種類の国際金融システム」を彼は提案しているのか?。

...IMF のリソースを強化し、必要が生じた時に新興市場が頼れる様に彼等へ投票権を手渡す事...

準備資産として国際的なシステムが一国の通貨 - 米国のドル - へ頼っている時に、信頼性のある後ろ盾というものは不可能である。 FRB だけがドルを作る事ができるのだ。 現在の新興市場における問題が多過ぎるドルであったとしてさえ、- 米国に比べて世界経済が成長する為に不足という現象のみが悪化するばかりであり、- 危機の中でそれらが十分であった事は一度も無いのだ。

答えは、1930年代にジョン・メイナード・ケインズが提案したものだ:国際的準備資産、それに対する国家の通貨の価格を決める為のルール、そして恒常的な黒字を抱える国に対する罰則である。 金融危機の後、国連から、経済学者のジョセフ・スティグリッツから、そして中国人民銀行の総裁からさえ、これらの線に沿った提案の洪水があった。 その何れも実現に向かわなかったのである。


その計画とは、それを必要としていると思われる如何なる国へも IMF が手渡せるよう多くの「国際的な準備資産」を備え...同基金をある種の超中央銀行へと転換する事である。 読者諸君には、過剰に質問してもらう必要も無い。 正に我々は、それを簡潔な言葉に置き換えようとしているのだ。 世界のマネー・システムは、ペーパー・マネーに基づき、グローバルな官僚達によって管理される事になるのだ。 それが絶望的なものであるという事を、貴方達は直ちに理解する。 スーパー・エコノミスト達によって運営されるスーパー中央銀行?。 彼等が世界の金融システム全体を吹き飛ばすまで、どの程度の時間を要するのだろう?。

しかし、それについては心配しないでくれ。 何れにしても、システムは吹き飛ばされるのだ。

如何なるペーパー・マネー・システムも与信サイクル全体を生き延びた事は一度も無い。 何故?。 ペーパー・マネー(信用に裏付けされた、原始的な形)は無制限であり...規律が無いのだから。 それが、- そして国際的な金融の改革の欠如が - 現在非常に多くのバブルが起きている理由なのだ。 金利が低下している時 - 人為的に低い水準まで中央銀行によって押し下げられる事が少なく無く、極端に長い期間その水準に保持される - 信用は拡大し、債務の負担は増大するのである。 それは過去30年間起きていた。 そして今、経済全体が、恐らく存続する事の不可能な何かに依存しているのだ。 債務は永遠に増大する事ができないのである。

金利が低いままである限り、システムは一緒に保持される。 しかし、債務の量が増えるにつれ、その質は低下するのだ。 債権者のバランス・シートは益々弱くなる。 最終的に、クレジット市場は方向を変える。 金利は再び上昇し始める。 そして、全てのその債務の重みは雪崩の様に崩壊するのだ。 そして、それが始まる時、それを止めるものは何も無いのである。

貴方達にできるのは、貴方達がその手に乗らない事を確実にするという事だけなのだ!。




本日も、グローバルな経済/金融の構造的問題に焦点を当てる事となってしまいました。

上の記事中に示される「暴落警報」というのは、先日の稿(「ミスター市場は見ている」)で引用した Acting Man の記事で述べられている警告です。


FTは経済/金融分野に大きな影響力を持つメディアなので、先般の記事(「揺らぐ基軸」)が様々な議論を呼び起こしているようです。

最近この種の論議が増えている(少なくとも欧米では)と感じるのですが、影響力の大きいメディアが報道する場合、その背後に作為的な意図が隠されているのではないかとも疑いたくなってしまうのです。


次回に続く...



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