FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

国を過つ中南海

前回の稿で指摘したように E-Pritchard の執筆頻度は増えているものの、彼は同じ IMF の報告書から異なる複数の問題を抽出しているのです。



IMF WARNS: China Is Taking Ever Greater Risks And Putting The Financial System In Danger
IMF は警告する:中国は嘗て無い程大きなリスクを冒しており、金融システムを危険に晒している


急増する与信が金融システムを危険に晒しているので、中国は嘗て無い程大きなリスクを冒していると国際通貨基金は警告し、過剰な投資から経済を乳離れさせるべく遠大な改革を呼び掛けた。

Telegraph_20130913_02.jpg
There is growing concern that China is reverting to its bad old ways despite reform rhetoric

「中国の成長は、持続不可能な与信の急増へ過度に頼る様になってしまった。 道筋の変更及び改革の加速に失敗する事は、マイナスの影響を持つ「金融の現実的な」フィードバック・ループの引き金を引くかもしれないアクシデント又はショックの可能性を増大させている」と、G20 の不均衡に関する最新の報告書の中で述べた。

「マイナスの影響を持つショックに直面した場合でさえ、中国は資源及び許容能力を有している一方、その安全性の余白は狭まっている。」

同国は、全てのシリンダーを燃焼させている経済を維持する為に融資の増加へ頼っていたのだが、5年前の0.85と比較して、追加の債務1元当たりの利回りが僅か0.2元の経済成長である中、収穫逓減の法則が戻ってこようとしている。 全ての種類の与信は5年間で$9兆から$23兆へ増加し、合計を GDP の200%へ押し上げ、他の新興経済仲間達よりも非常に高いのである。

改革のレトリックにも拘わらず中国が自らの古く悪しき手法へ回帰し、再び融資を増やし、過去18ヶ月間で2度の急激な減速の後の新たな周期において成長を生き永らえさせるべく、- 慢性的な非効率性で知られる - 巨大な国営企業へマネーを注ぎ込んでいるという懸念がある。

12月の第3回全体会議で期待される改革に向けた道筋を円滑化する為の堅実な成長を確実にする事を同国は試みるだろうと、李克強首相が先週語った。 しかし、党内の既得権益が現実的な経済の変革に対して再び反撃しているように見えるのだ。

Telegraph_20130913_03.jpg

GDP の約50%という中国の投資の割合は世界最高であり、主として、与信を飲み込む国家の怪物(国営企業及びそれに群がる党幹部達)の構造による影響なのである。 これは、膨大な過剰生産能力と無駄に繋がったのだ。

「既存の歪みは、与信の流れを一般家庭では無く地方政府及び国営企業へと振り向け、高い投資、資源配分の誤り、低い個人消費を永続化させている。 広範な改革のパッケージが必要とされている」と、IMF は述べた。

これは、中国内部の課題というだけでは無い。 低い消費というのが、グローバルなシステムに対してデフレ的な貿易効果を与える中国の経常黒字の主要な原因なのである。 2008年以降、中国の黒字は GDP の10%から僅か2%へと急激に縮小したのだが、根本的な構造が変わらずない限り、そして北京が通貨を低く抑え込み続ける場合、それが再び上昇し始めると IMF は予想している。

直に中国人は非常に大きくなり、- IMF が恐れる様に - 4%へと戻る黒字の上昇は世界経済が耐えられる水準よりも大きいものとなるかもしれない。



「党内の既得権益が現実的な経済の変革に対して再び反撃しているように見える」と E-Pritchard も喝破しているように、中国の指導部内部での権力闘争が激化している様に思えるのです。

前政権でも退治する事のできなかった江沢民派が激しく抵抗する中、改革を唱える現指導部(習金近、李克強、王岐山など)は強硬な姿勢を示しているようです。

周永康氏、すでに軟禁か 薄煕来被告の供述に「政法委の指示」

しかし、彼の国では「官衙を浄化して人民に範を示す」という崇高な理念で国の体制が変革される事は稀なのです。 結局は、「前政権が貪っていた権益を強奪する」というのが新しい権力者達の最大の動機となるのですよ。 今も昔も。



次回に続く...



関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
カテゴリ
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
最新コメント
プロフィール

precursor

Author:precursor
憂いあれど備えなし!

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。