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IMF admits its "mea culpa"

最近は米国議会の茶番劇ばかりが報道されていたので、各種情報の分析にも力が入らなかったのです。

同じ様に米国議会の茶番に辟易していたのかもしれませんが、E-Pritchard も久しぶりに登場して新興国と欧州の問題に言及しているのです。



IMF sours on BRICs and doubts eurozone recovery claims
IMF は BRICS への熱意を失い、ユーロ圏の回復の主張を疑っている。


同基金は、新興国がキャッチアップ型モデルを使い果たしてしまった事を認めている。

Telegraph_20131008.jpg

国際通貨基金は新興市場にタオルを投げ入れた。 ブラジル、ロシア、インド、中国そして南アフリカの BRICS クラブについて何年間も熱く語った後、今や彼等は、これらの国々がキャッチアップ型モデルを使い果たしてしまったか、又は供給側のボトルネック及び悪い政府という昔ながらの問題へ向かっているかの何れかである事を認めている。

同基金は、彼等の最新の世界経済見通しの中で、今年の発展途上国の経済の予想を4.5%と0.5%引き下げ、来年については5.1%と0.4%引き下げた。

インドについては1.8%、メキシコについては1.7%、そしてロシアについては1%、4月に作成された予測と比較して2013年の推定が引き下げられた。 詳細が明らかにされた事により、トルコ、インドネシア、ウクライナ、そして他の大きな貿易赤字を抱える国々についても同様の打撃が予想されている。

IMF は、5月に FRB が厳しい話を始め、アジア、ラテン・アメリカ、そしてアフリカでのブームを煽った - そして苦境を隠した - ドルの流動性の蛇口を絞めると脅した時の新興市場の総崩れの蛮行によって不意を突かれたのだ。

己の過ちの結果として、BRICS 及びミニ BRICS の中で化膿していた問題に対して長い間 IMF が盲目的であった事を仄(ほの)めかしたのである。

ブラジル、中国、そしてインドの2016年の経済は僅か2年前に想定されたものより8%から14%小さくなると同基金は述べたのだが、台頭する国々が間も無く押し寄せて衰退する西欧を置き去りにするという最も直情的な主張の一部に疑問を呈する改訂である。

今や新興市場は世界経済の半分を構成しているので、特に欧州における、多くの「下振れリスク」と共に IMF は今年の世界の見通しを2.9%へ、2014年については3.6%へ引き下げざるを得なかったのである。

「世界の成長は低いギアに入ったままである。 世界経済にとって起こりそうなシナリオは、継続的に至る所で見られる、もっともらしい失望の内の一つである」と、IMF は述べた。 不気味な「概観」は、緩和マネーで煽られた浅薄な市場が潜在的な生産の停滞から切り離されたという事を再びもう一度示唆するのである。

同報告書は、ユーロ圏が安全に森から抜け出したという主張に軽蔑を投げかけ、通貨同盟の歪んだ構造を変える為に僅かな事しか実施されていないと警告しているのだ。

南欧の危機に見舞われた国々は、失われた競争力を取り戻し通貨同盟の草創期に積み上げられた巨大な不均衡を逆転させるべく更に数年間の賃金カット及び「内部的切り下げ」に直面するかもしれないのである。

銀行の与信の縮小を止めるべく欧州中央銀行が行動し、EUの指導者達が彼等のサミットでの公約を実施しない限り、欧州の債務危機が再び噴火するかもしれないと IMF は警告した。

「共通の財政で裏打ちされた強力な単一の問題解決メカニズムを含む真の銀行同盟が存在しない事で、金融市場はセンチメントの移り変わりに対して非常に脆弱なままである」と、彼等は述べた。

最善の場合でも、ユーロ圏は今年0.4%縮小した後で2014年に1%成長すると期待されているだけである。 同基金は、2018年に至るまで成長が0.5%を決して上回る事が無く、南欧を恒久的な不況に陥れる、失われた10年に閉じ込められる事となる「もっともらしい下振れシナリオ」を描いたのだ。

「ユーロ圏周縁国における失業率は何年間も記録的な高さへ留まる事になり、債務の持続可能性への懸念が前面へと戻ってくる事になるだろう」と、同基金は述べた。

彼等は、需要を刺激する事で欧州通貨同盟内の北部-南部間のギャップを埋めるという役割を実行する事に失敗した欧州の債権国を非難し、根深い問題が化膿する事を許した消極的な姿勢についてECBを非難したのである。

「より低い政策金利、将来的な金利についてのフォワード・ガイダンス、マイナス預金金利、又は他の非伝統的政策手段を通じた、追加的な金融支援をECBは検討すべきである。 これらの要素は相互に補強するので、全ての面において積極的な反応が前進する為の最良の方法を提供する。 包括的な政策対応が無ければ、事態が容易に悪化する可能性もある。」

地中海クラブの国々が労働者の賃金をカットし、EMUの中で存続可能な立場へと彼等の経済を復元させるのに十分な程に経常収支赤字を削減したというEU当局者達の主張に対し、同基金は決定的に反論した。

より良い外観の多くは周期による錯覚であり、内需を崩壊させた結果であると同基金は述べた。 「経常収支赤字は、周期的条件が改善された時に再び大幅に拡大する可能性がある」と同基金は述べたのだ。

厳しい現実は、ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、そしてスペインの純粋な対外ポジションが2010年代の終わりまで GDP のマイナス80%のままになるであろうという事だ。 全てのダメージを反転させるには厳しい苦しみを何年間も続ける事となり、「調整疲労」が始まる事になるので簡単ではないと IMF は述べた。

BRICS の不調は違った性格を持つものである。 成長が落ち込んでさえ根強いインフレと共に、一連の経済が古典的なフィリップ曲線の罠に捉われていると IMF は述べた。

この組み合わせは、与信サイクルのブーム破裂の影響より更なる深みへと問題が進行する兆候である。 彼等の経済の速度制限は酷く落ち込み、「深刻な構造的障害」を意味しているのだ。

世界記録となる GDP の50%の割合の投資によって駆動され、今や「余剰生産能力及び収穫逓減」に悩まされている中国の成長モデルについて、「時間は使い果たされた」と IMF は述べた。

中国は、キャッチアップ・モデルによって容易に手の届く果実を取ってしまい、田舎からの安価な労働者の大量の移民に頼っている。 来年には労働力が縮小する事となる。 「ルイスの転換点」が本格的に牙を剥く為に内陸部の農民による「予備軍」は2020年までに消滅する事となり、賃金コストの上昇を余儀無くさせる。

新興市場は何とかやっていくだろうと同基金は確信している。 成長は5.5%近くへ落ち着く事となり、1980年代及び1990年代初期のそれよりも依然として高いのである。 明らかだと思えるのは、リーマン以前の轟く様な熱狂は決して戻らないだろうという事である。



米国議会の茶番劇とは趣が異なるものの、IMF が指摘している問題も新鮮味のあるものではないと思うのです。

新鮮味の無い情報ばかりでウンザリしている人々も少なくなかろうと思うのですが、その様な時期にこそ意外な問題が出現するのではないかと期待しているのです。


次回に続く...



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