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虚勢の償還期限

債務上限を巡る米国議会の膠着状態が続く中、我が国で始まった臨時国会でも建設的な議論を期待し難く、日本列島を襲った台風のニュースの方が多くの国民の関心事だった様です。(唯一の国会関連の話題は、議事堂敷地内にオープンした牛丼屋の特別メニューだったのかもしれません。)

中国やインド等も台風の直撃を受ける中、欧州だけは平穏な状況が続いている様に見えますが、次なる嵐が近付きつつあるのかもしれないのです。



Goldman: LTRO-III is only a matter of time
ゴールドマン:LTRO-III は時間の問題である


過去一年間、ECB の(ユーロシステムの)連結バランス・シートは概ね3/4兆ユーロ減少した。 以前論じた様に(この稿を参照)、この減少の殆どは2011年及び2012年に ECB が地域の銀行へ拡大した MRO/LTRO ローンの一部の返済によるものである。

Soberlook_20131014.png
ECB's (Eurosystem) balance sheet (source: ECB)

一部のエコノミスト達 - 特に FRB と日銀に目を向けている者達 - は、この減少を同地域における金融状況の引き締めの一形態と見ている。 償還期限を迎えつつある周縁国政府及び銀行の債券に対して継続する借り換えの必要は、債務危機を燃え上がらせるリスクを与えている。 与信の伸びの減少を止めるのと同様に、全ての借り換えの問題を弱めるべく、ECB は再び流動性を提供して銀行システムに(マネーを)溢れさせるべきであると多くの者が信じている。(この稿を参照

幾人ものエコノミスト達は、ユーロ圏の銀行への3度目の大規模な長期貸し出しプログラム、「LTRO-III」が状況を支援すると考えている。 彼等によると、新たな流動性注入の続行を ECB が決定するのは時間の問題である。

ゴールドマン:その様な動きは現時点で考慮されていないという旨の幾人かの理事会メンバーからの最近の発表を受け、償還期限が長めの LTRO を ECB が今年末までに提供する事を、もはや我々は期待していない。 しかし、その様な施策が、銀行部門及び、より広範な経済に影響している幾つかの潜在的な問題に対処する事になるという見解を我々は維持する。 例えば、より長期の LTRO は、短期の政府及び銀行の債務の償還がユーロ圏の金融システムにおける新たな緊張に繋がるリスクに対する保険を買う事となるのである。 それ故、新たな償還期限の長い LTRO を提供する事で最終的に ECB が過剰流動性の低下に対処すると我々は信じ続けているのである。




第1弾、2弾の LTRO に飛びついたスペインやポルトガルの銀行も一部を返済しているらしいのですが、不良債権が増加し続けている現状を考えれば、そのような余裕も無いと思うのですけどね。


次回に続く...



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