FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

現実から目を背け

米国議会の茶番劇が債務上限を巡る議論を来年初めへ先送りした事で、「新たな金融の秩序」が継続するのです。 「悪い事は良い事だ」という具合に。

ロイター より
米株上昇、雇用統計受けて量的緩和継続の見方強まる

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 22日の米国株式市場は上昇。S&P総合500種が連日で過去最高値を更新した。9月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想を大きく下回り、連邦準備理事会(FRB)が来年にかけて量的緩和を維持するとの見方が裏付けられた。

現在の株価の動向は、「ファンダメンタルズ」又は「マクロ・データ」という経済の基礎的要件から完全に乖離しているのです。

Spot The Odd One Out
(一つだけヘンテコなものを抜き出すと)
ZeroHedge_20131022_SP500-FRB.jpg

現実から乖離した経済政策は、地球の反対側でも継続しているのです。


 
"Delirious Construction And Property Bubbles Prop Up China GDP (And Buy Social Stability For Now)”
狂乱状態の建設及び不動産バブルが中国の GDP を支えている(そして今のところ社会の安定性を買い支えている)


国家統計局によるこれらの数字を信頼する事ができると仮定し、昨年に比べて中国の$8.5兆の経済は第3四半期に7.8%伸び、政府が宣言した最低の7.5%をかろうじて上回った。 四半期ベースで経済は2.2%成長し、年率の成長は9.1%であった。 それは米国の様に成熟した経済国の想像を超えて熱いものである。

しかしそれは、過去30年間二桁成長の中毒になった中国経済にとって重い足取りである。 深い苛立ちが表層下にくすぶっており、一瞬の知らせにおける暴動へと爆発しかねないのだ。 社会の安定を維持する為、他の結果がどうであれ(空気を吸う事ができなくとも?)、ずっと前に政府はマネー及び成長で人々を浸(ひた)す事を決定したのである。

社会的安定を保証する為の最低限は、7.5%の人為的な成長を大きく下回らない事である様に見える。 そして、今年の最初の9ヶ月間に経済は7.7%成長し、誰もが安堵の溜息をついたのだ。

この成長の裏にある活力は?

固定資産への投資。 鉄道プロジェクト、僻地の幽霊都市、住む所では無く巨大な資産クラスとなってしまった完売したものの無人の高層アパート等の様な無制限のリソースに対し、国営の銀行が資金を供給する一連のメガ・プロジェクトという「ステルス」の刺激プログラムを政府は今年の初めに解き放った。 そして、8月の初めに国務院によって承認された上海自由貿易特区がある。 それは上海市の年間 GDP の12.5%の費用を要するのだ。

建設と不動産は、国家及び地方のレベルの政府が経済成長を押し上げる為の第一のツールである。 彼等は蛇口の所に座り、国営メガバンクによって発行された数兆元を捻り出す事ができるのだ。 これまで今年の全体的な投資は20.2%上昇した。 インフラ設備への投資は25.1%急増した。 第一次産業への投資は31.1%跳ね上がり、第二次産業は17.1%、第三次産業は22.3%であった。 商業用及び住宅用不動産開発は19.7%伸びた。 住宅建設 - 誰かがこれらの住宅に住むか否かに拘わらず - は、これまで今年の全ての経済活動の16%に貢献した。 これらの建設及び不動産のバブルへの投資は GDP 成長の56%に貢献したのだが、中国はこの割合で永遠に物を建設し続ける事ができないので - 狂乱的な数字である。 それが何かって?。 同国は爆発するのか?。

しかし消費は離陸しなかった。

成熟した経済にとってはホットな割合で依然として消費が伸びているものの、それは中国の基準において熱いもので無い。 今年のこれまでのところ、価格変動で調整した小売り総計は11.3%伸びた;そして9月には11.2%である。 より多くの消費を目指し、建設及び不動産バブルから引き離して経済を再構築するという政府の決定は未だ成果を生んでいない。 最初の9ヶ月間に消費は成長の僅か46%に寄与しただけである。

明らかに13.3億の中国の消費者は、彼等自身の意志を持つのだ。 上昇する給与は彼等に更に多くの収入を与え、そして彼等は更に支出して消費を押し上げる事ができ、- そして給与は上昇しているのだ。 しかし、それは労働コストを押し上げ、製造業者達を他の選択肢へと緊急出動させるのである。 おぉ、そうさ、以下を参照してくれ。

そして輸出が衰える。

パッとしない世界需要と新興市場の脱落の後、(中国の輸出の数値は特に不確実であると警告された上で)輸出は9月に0.3%下落した。 9ヶ月間輸出は依然として8%増加したが、それは昨年の10.5%の成長から低下しており、それも前年からしたものであった。 第3四半期の輸出は GDP の成長を1.7%差し引く程に弱かった。 世界需要が回復していたとしてさえ、中国の主要製造分野における何年間もの賃金の二桁の増加は、製造業者達により青い芝 - 低賃金労働者 - を他国内で探させる事となった。 そして、勢いを増しつつあるオフショアの波が起きる事となったのだ。

難問 - そして混乱を残している。

地方と国家の政府機関は、そこから与信を注いだ蛇口の脇に座り、それを閉じる代わりに彼等は更に更に大きく開いたのだ。 国営のメガバンクと中国人民銀行は、確実にマネーを流したのだ。 地方及び国家の果てしの無い補助金に支えられ、全ての産業があっという間に構築されてきたのである。 しかし、これらの産業は非効率で過剰となってしまった。 余剰生産能力は企業を荒廃させている。 図体の大きな産業構造は無駄へと変わってしまった。 優先的融資は銀行及びノン・バンクのバランス・シート上で分解されつつある。 部門全体が崩壊しつつあるのだ。

この過剰投資の混乱、誤った投資、倒産、救済、そして不良債権の一掃は政府の優先事項となった。 政府は統合を義務とし、国営メガ・バンクに資金を提供するよう指示した。 それは、需要やコストに拘わらず、建物や生産設備の建設によって GDP を活性化する為にいつまでも続けた促進策が、無駄の山、貸し手達にとっての膨大なリスク、そして GDP の足枷(かせ)を作り上げた事を告白したものだ。

この種の余波が、不動産部門にも待ち受けているのだ。 資産価格のインフレは急上昇してきた。 そして今、消費者物価のインフレがその醜い頭を再び擡(もた)げ、9月には3.1%となり、7ヶ月間で最高となったのだ。 跳ね回る消費者物価は、暴動を引き起こしかねないのである。 そして、この全てに供給された与信の拡大と、その残留物が金融セクターの中に厚い毒性の堆積物の層を形成している事について PBOC が警告したのだ。

「経済は、複雑で不確実な国内および国際的な環境に直面しています」というのは、国家統計局の報道官であるシェン・ライユンが係る状況について述べたものである。

必要が無く、決して利益を生まない、又は開発業者達の為に利益を生んだとしても最終的な投資家達を撃沈させるかもしれないプロジェクトの為に、返済される事の無い融資を汲み出すべく銀行及び影の銀行システムを抱き込む事で、どれ程の長きに渡って中国は GDP を膨らませる事ができるのか?。

政府は懸念している。 しかし、これらのバブルが膨張した割合を彼等が減速させようと試みた時、それは、開発業者達の間のパニックや、株を購入した他の者達の様に、数か月前にアパートメントを購入して新たな区画が30%引きで売りに出されるのを目にした主婦達による不動産業者の事務所の前での暴動をを引き起こしたのだ。 そして、誰もが怖れたのだ。

いや、この蛇口は閉じる事ができないのだ。 今はそうで無い。 それは将来に閉じる事ができるだけであるのだが、その将来は更に更に先送りされているのだ。 FRB も発見した真実だ。 もし、この銭の全てが生み出したこれらの壮大なバブルが内部爆発するのを貴方が許容するのであれば、その蛇口を閉じる事ができるのだ。 中国の当局者達および FRB の首脳陣が同じ様に直面するのを恐れている真実の瞬間である。

米国は、「荷台にダイナマイトを満載して真っ直ぐ我々の方へ向かってくるトラックの様に」世界の金融の安定性を脅かす為の - 唯一の世界通貨の制御を含む - 三つの驚異的な特権を乱用していると、ユニバーサル・クレジット・レーティング・グループの国際諮問委員会議長は語った。 しかし、「新たな金融の秩序」が形成されつつあるのだ。 そして時間軸がある。 これを読んで欲しい...ドル及び米国の与信の覇権の解体における次の段階



現実からの乖離は、欧州の株式市場でも拡大しているのです。

European Macro Fundamentals Slump To 3-Month Lows; Stocks At Record Highs
(欧州のマクロ基礎要件は3ヶ月ぶりの低さに落ち込んている;株式市場は史上最高だけど)
ZeroHedge_20131018_european-macro.jpg

勿論、「アベノミクス」が奏功していると浮かれている我が国でも、市場のセンチメントが経済実態と乖離している様に感じるのです。

国会の審議において現在の金融政策について問われ、これまでのデフレ状況をゴルフのバンカーに例えながら「我々はサンドウェッジを手にしたのです」と我が国の首相が答弁しました。 しかしですねぇ、4月以降に我が国の中央銀行がブンブン振り回し続けているのは(サンドウェッジ)では無くドライバーであるように思えるのですよ。 見事にデフレというバンカーから抜け出したとしても、遥か向こうの崖まで転げ落ちる様な事にならねば良いのですけど。


次回に続く...



関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
カテゴリ
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
最新コメント
プロフィール

precursor

Author:precursor
憂いあれど備えなし!

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。