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ドラギの手紙

日本列島は、10月中として記録的な数の台風に襲われています。 相次ぐ台風の襲来により、元々地盤の脆弱な地域では土砂崩れ等に注意する必要があるのです。

一方、同じく(金融の)地盤が脆弱な欧州でも、これから嵐が到来する事を予見しているのか、早々に警告を呼び掛ける人もいるのです。



Draghi: 'please don’t destroy Europe’s banks yet again'
ドラギ:「どうか欧州の銀行を更に再び破壊しないでちょうだい」


欧州の当局者達の一連の愚かしさで更に新たな大火事を引き起こさぬ様彼らに警告する、ECB のマリオ・ドラギによる痛烈な手紙をエル・パイス紙が入手した。

見れば判るとおり、懲罰的なヘアカット(しかし魅惑的である)そして劣後的な銀行債務への全面的な攻撃が「欧州銀行市場からの投資家達の逃避」に繋がるかもしれないという事を、その文言は疑い無く述べている。 彼等が「予防的な資本の再増強」と呼ぶ準債務の強制的な転換の為の新たな推進力が神経痛的な課題である。

銀行の債権者達へのエスカレートしている攻撃は、すぐ後で明らかとなった様々な結果と共に、メルケルとサルコジによる評判の悪いドーヴィルの「浜辺の散歩」、ギリシャにおける国債保有者達への強制的な損失(これは決して起きないという当初の誓約の違反として)に繋がったその取り決め、そして欧州通貨同盟内の国債市場において粉砕された信頼の繰り返しであると、元 ECB 理事会メンバーのビニ・スマギは警告している。

銀行の資本を再増強する為の民間投資家達からの十分なマネーが無い場合をカバーべく「信用できる公的な支え」をEUの指導者達が導入しない限り、来年初めの ECB による銀行のストレス・テストは大失敗に終わるか、もっと悪くなるであろうとドラギは述べている。

全てが出来損ないの構造は「我々全てが復元しようとしているユーロ圏の銀行に対する信頼を甚だしく破壊するかもしれない。」

欧州の銀行は2012年末時点で依然として€1.3兆の資金ギャップを抱えていたのであり、この殆どが残存しているので、如何なる意味においても金融システムは森を抜け出していないと、本日の S&P の文書が述べたのだ。 スペインにおける不良債権は毎月新記録を更新している。 不足は大きなものである可能性がある。

ドラギは完全に正しい。 若しくは、リスクが劣後債権者達に限定される訳でも無いのだ。 ドイツの財務省からの最新の物言いは、これから視界に入るほぼ全ての投資家達から彼等がマネーを盗もうと試みるであろう事を示唆している。

ベルリンは、欧州通貨同盟を一緒に保持する為の良心のマネーを彼等の納税者達に負担させる事を受け入れるよりも、- 問題の正義が何であれ、又はそれが制御を失うリスクを伴おうが - 本当に資本家達に鞭打つ事を決意しているのだ。 それは連帯では無い。 しかも、彼等は狂った様に吠えているのだ。

オープン・ヨーロッパ経由の手紙(クリックで拡大):
Telegraph_20131022.jpg



上の手紙をエル・バイスが入手した経緯は不明ですが、警告の効力を上げるべく、マリオ・ドラギ自身又は周辺の当局者達が意図的に漏洩したのかもしれませんね。


次回に続く...



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