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シティが警告する相手

賢い人々は実体経済の改善に寄与せぬ経済/金融政策の構造的矛盾を判っているのでしょうが、政策を立案する立場にいる政治家/官僚の方々も(ズル)賢いが故、自らの失政を市民から糾弾されぬよう巧妙に詭弁を弄するのでしょう。

金融政策に問題があろうとも、それを逆手に取って利益の拡大を目指す大手金融機関の方々も(ズル)賢いのかもしれません。 大手金融機関の方々が各種の警告を提供する場合、「顧客の利益を守る」という名分を付与しているものの、安直に信用してはいけないのかもしれません。 顧客(一般大衆)を騙してでも自らの利益を優先させるという意味においては、大手金融機関の方々も政策立案者の方々も同類であると云えるのでしょうから。



Citi forecasts Greek devastation, unstoppable debt spirals in Italy and Portugal
ギリシャの荒廃、イタリア及びポルトガルにおいて止める事のできない債務のスパイラルをシティが予測する。


Telegraph_20131024.jpg

もしもシティが正しければ、夏の間の欧州におけるリバウンドは、一連の穏やかなデフォルト/再編を伴いながら地中海クラブが「悪い」から「もっと悪い」状態になる事を制止するのに不十分となるであろう。

私は彼等の最新の予測を読者へ手渡そう。 私が彼等を支持するものでは無い。

イタリアは、2014年に0.1%、2015年にゼロ、そして2016年に0.2%という成長の、恒常的に近い不況の中で回復していくであろう。 経済成長又は国家の通貨を持たない国家にとって引き返せない地点を超えて、債務は GDP の140%を大きく超えるであろう。

「我々は今後数年間で債務比率が減少傾向になると予想しておらず、最終的に何らかの形の債務再編(満期延長及び/又はクーポンの削減)が起きそうだと疑っている」と、同行は語った。

2015年までに債務が GDP の149%へ達し、失業率が18.3%へと再び上昇する中で、今後3年間に0.6%、0.0%、1.0%という成長で:ポルトガルは、もっと悪い状態にさえある。

未だこれから行われる財政の引き締め、継続中の民間のレバレッジ解消及び今後の貧相な名目 GDP 成長見通しを考慮すると、我々の見解ではポルトガルの公的債務の持続可能性に関し依然として疑問が存在する。

第二の全面的な救済プログラムは、市場のセンチメントの悪化というイベントにおける明らかなリスクを残している。 何れの場合においても、ギリシャ式の公的債務の再編は近い将来に起こりそうも無いが、一部の政府偶発債の再編は依然として可能性がある。

ギリシャは大惨事であり続けている。 疑わしい安定化は偽の夜明けである事が証明されるであろう。 経済は2014年に2.9%、そして2015年に1.4%、更に縮小する事となり、失業を32.4%へ押し上げ、債務は GDP の201%になるであろう。

スペインはデフォルトしない又は債務再編する必要が無いであろうが、それは私にとって予測の変化の様なものである。 しかし、成長は僅かに来年で0.1%、2015年で0.3%、そして2016年で0.7%成長するだけであろうし、失業率が27.9%へ更に上昇するのを止めるには不十分なのだ。

アイルランドはそれを成すであろう。 同国は非常に競争力があり、他国との共通点が少ないのだ。

もしシティグループが広範囲に正しい場合、欧州は日本が被った全ての事よりも遥かに悪い失われた10年に直面しているのであり、それは今後の世界情勢の中で同地域を限界へと押しやるであろうし、非線形の政治的帰結を得る事となりそうである。 1930年代の教訓というのは、貴方達が穏やかな左派及び右派を疑わねばならなくなり、有権者達が一団となって極端な政党へ向かうという事である。

忍耐が挫ける事無く、如何に永続的不況及び上昇している失業が2017年まで続き得るのか、私には判らない。 しかし、その様な判断は完全に政治的なものであり、従って直感的なものである。 有用な洞察を得る為には、これらの国々の言語を話して彼等を十分に知る必要があるのだ。

シティのチームは熱烈なユーロ連邦主義者のウィリアム・ビュイターに率いられ、彼のチームの殆どはユーロ圏の国々から来ているので、これはアングロ・サクソンの報告書では無いのだ。

勿論、彼等が完全に間違っているという可能性は常にある。 彼等は間違っている、という方が良いのだ。



せめてジャーナリズムと分類される職を生業とする方々には、ズル賢い人々が隠蔽しようとする様々な問題や矛盾を糾弾し続けて欲しいものです。

E-Pritchard の指摘が全て正鵠を射ているとも思いませんが、少なくとも我が国の大手馬鹿メディアよりも価値のある視点/考察を提供してくれていると思うのです。


次回に続く...



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