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文革へ回帰する改革

洞察力に欠けているのか、理解力が足りないのか、どうも私には世の中が矛盾に満ちている様に感じられるのです。 その為、少しでも矛盾の構造を紐解きたいとの想いを本ブログのタイトルに冠したのです。

懸命な指導者の方々も様々な矛盾に気付いているのでしょうが、本質的な問題を解決しようとしないのは理解の不足によるもので無く、自らの地位/立場を守りたいという心情(我欲)なのだろうと思うのです。



China's impossible contradiction
中国の不可能な矛盾


Telegraph_20131028.jpg

中国の指導者である習近平は、来月に行われる党の第三回全体会議にて、国営の怪物(企業)及び党の後援マシンに対する攻撃と共に抜本的な経済改革を発表する事となる(本当に?)。

しかし彼は、一つの党、一つのイデオロギー、独裁国家の掌握を強めたいと願ってもいるのだ。 ここに、南華早報(South China Morning Post)の王向偉(ウィアン・シアンウェイ:Wiang Xiangwei)による今朝の良い記事がある

開発研究センター(DRC)は、改革の方策の彼等のロードマップを発表した。 それは、他ならぬ改革派のリウ・ウェイ及び経済問題に関して習国家主席の右腕となるリウ・ヘによって書かれたものなので、真剣に受け止められたのだ。

問題は、これらの提案が昨年の DRC と世界銀行の共著報告書の中核的な発見を縁取りつつ/矛盾しているという事である。 現代の自由な発想の全てのパッケージを喜んで受け入れない限り、中国は経済的発展の次のステージへジャンプする事に成功せず、「中所得の罠」に苦しむ事になるであろうと同報告書は述べたのだ。 民主主義とは述べていないが、それこそ同報告書が意味するものである。

中国のリスクは、ちょうどラテン・アメリカや中東が1060年代及び1970年代に彼等のキャッチ・アップ型の成長を急成長させた後の様に中国は目に見えない天井にぶつかり、日本や韓国の様に「突破」を成し遂げた稀な国々へ加わる事に失敗するリスクを冒していると、2012年の報告書は警告したのだ。 「もしも各国がイノベーションを通じて生産性を上げられない場合、彼等は自らが捕われている事に気付く。 中国がこの運命に従う必要は無い」と、同報告書は述べた。

今では全ての主張が良く知られている。 中国は地方からの安価な労働力を使い果たしている。 20年以内に高齢者依存率が北部欧州の水準の倍となるので、同国は「苦痛を伴う人口の変化」に直面すると DRC の報告書は述べた。

そして、安価な労働力、投資主導、輸出主導、キャッチ・アップ型成長という直ぐに手に入る果実を中国は取ってしまったと、同報告書は続けたのである。 同国は、成長の鼻歌を維持する為に更に長く輸入した技術に頼る事ができる。(鄧小平が1979年に経済を開放し始めて以来、それは平均して10%を僅かに下回るものであった。) 「中国は、根本的なもので無い、第2の戦略的転換が求められている時に、同国は自らの成長軌道において別の転換点に達したのだ」と、同報告書は述べた。

その当時に私が報告した様に、もしも中国が改革を受け入れた場合でさえ、今10年期の後半に7%へ、2020年代の後半には5%へと中国の成長が鈍化するであろうと DRC は述べたのだ。 もしも同国が統制政策モデルにしがみつく場合、停滞(スタグネーション)が待っているのだ。 「中国の継続的で急速な進歩を支える力は徐々に減衰していくのである。 初期には優位性を持っていたものの、重要なセクターにおける政府の支配が、将来は創造性の制約として振る舞う可能性がある」と同報告書は述べている。 「技術の最前線におけるイノベーションは技術をキャッチ・アップする事と性質が全く異なるので、民間部門の役割が決定的に重要なのである。 それは政府の計画を通じて成し遂げられるもので無いのだ。」

習金平は、報道、インターネット、自由科学を弾圧し、党を統制すべく毛沢東主義の「自己批判」のセッションを復活させる一方で、成長を生み出すと彼が考える改革の良い所だけを摘み食いするという様に、半分だけで済ます事ができると考えている様に見える。 レーニン主義者達の反動を明らかに見てとれる。 今週の広州エクスプレスのジャーナリストの扱い - 警察の監視下の、演出されたTVでの告白における徹底的な不条理で、司法プロセスを蔑(ないがし)ろにする - は、全て文化大革命なのだ。

確かに何かが付与されねばならない:その「創造性」を繁栄させる為の更なる社会的及び政治的な統制を同党が諦めるか;又は、改革が無意味な呪文及びレトリックに退化し、中国を中所得の罠に取り残すか、の何れかである。

我々は、中国が決めねばいけない瞬間にいるのだ。 第3回全体会議を注意深く見よう。



我が国にも矛盾に満ちた政策が溢れている様に思うのです。 それらの矛盾が解決されないのは、我田引水となる権益を保持したい官僚の方々の賢さだけで無く、矛盾の存在すら理解できない政治家のセンセー方の知能程度にも原因があるのではないかと思うのです。


次回に続く...



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